やぬしとミョウガ

ミョウガを食べ過ぎると○△になる?

サクラと工事

2006-04-17 23:49:14 | 仕事・出張
ども。

現地調査で福島市内へ。風が強かったが自然に文句も言えず淡々と高速を走る。高速50分、下道20分で目的地へ。

飯坂方面へ向かったのだが、所々にあるサクラの木に目が行く。途中、川を渡るところで土手沿いがサクラ並木になっているのに気づく。

現地調査を終えてご飯も食べずに戻る。途中で先ほどの桜並木の場所に寄ってみる。









さすがに平日は誰もいないのね。サクラ独り占めなのである。しかし、予定が詰まっていたので満喫する間もなく、さっさと帰らないと。慌しく写真だけ撮って仙台に戻った。


帰りの車の中でふと思う。

最近、自宅の庭をいじるようになって、今まで気にも留めなかった草花に目が行くようになった。今日の現場の中でも綺麗な草花はあったし、庭に植えておきたいような若木もあった。
しかし、あと1~2年の間に確実に重機が入り、木は切られ、草花は土砂の下に埋もれていってしまう。

あの桜並木だってあと10年経ったらどうなっているのかわからない。

・・・もったいない。数十年掛けて作り上げたものがあっという間に消えていってしまうのである。

もったいないと思うから極力手をつけずに何とかしようと思うのであるけれど、全くすべてを保護しながら何かをするということは出来ないのである。


保護と破壊。


やぬしは便利さは破壊の上に成り立っていると考える。自然保護一辺倒の人たちを見るとその気持ちがわからなくも無い。しかし、人間が生きている限り破壊はついてまわるのである。出来るのは、いかにその破壊を小さくするかということなのである。


身近の自然、いつまであるかわからないからこそ、大切にしたいとやぬしは思う。