鎌倉駅から鎌倉文学館に行く途中、今や鎌倉名物(?)のひとつともなった「伝統こけしとマトリョーシカの専門店 コケーシカ」があります。

(入り口のディスプレイ。上の段は100%オレンジのオリジナルグッズ「リトル・ブッダ」シリーズ←鎌倉の大仏様をモチーフにしている)
すでにご紹介していますが(コチラ)、鎌倉駅から徒歩15分ほどということもあり、のんびりお散歩するにはかっこうの裏道ということもあり、文学館や長谷に行く途中に必ず立ち寄ることにしています。
オープンしてまもなくは、土日でもお客さんはあまりいない、ということもあったのですが、ここ1年くらいはいつ来ても必ず何人かお客さんが入っているという人気ぶり。
「コケーシカ」を目当てに鎌倉にいらっしゃる方も少なくないようです。
お店に並んでいるこけしやマトリョーシカは、そのときそのときの仕入れによって異なりますが、いつ行っても壁にずらりと並んだ様子は圧巻です。

(こけしの棚)
うわさの「こけしのガチャガチャ」もありました。

(左の赤いボックスが「こけしのガチャガチャ」)
今回気になったのは、このこけしさんたち。

そして、マトリョーシカの棚はこんな感じ。

(マトリョーシカの棚)
眺めていると、やや、めずらしいマトリョーシカを見つけました。

わかりますか?
ロシア・アヴァンギャルドを代表するカジミール・マレーヴィチの作品をアレンジした、「マレーヴィチ・マト」です。


わかる人にはわかる! これぞマレーヴィチ!
良くぞやってくれました!!!
マレーヴィチの作品は、こんな感じ。

(『 マレーヴィチ (現代美術の巨匠) 』セルジュ・フォーシュロー著、佐和 瑛子訳、美術出版社、1995年の表紙)

(カジミール・マレーヴィチ《農婦、スーパーナチュラリズム》1920年代初頭、モスクワ市近代美術館所蔵 ©texts, photos, The Moscow museum of modern art, Moscow, 2008)
マレーヴィチの作品は、2008年にBunkamuraザ・ミュージアムなどで開催された「青春のロシア・アヴァンギャルド展」でも来日していたので、ご記憶の方もいらっしゃいますでしょうか。
もともとは、「シュプレマティスム」を掲げ、カンバスに黒い正方形だけを描いたり、白く塗ったカンバスの上に白い正方形を描くというような究極の抽象性を追究した作品を生み、ロシア・アヴァンギャルドを代表する芸術家として活躍しましたが、スターリン台頭後のソ連において「前衛芸術」が否定されるようになり、方向転換を余儀なくされます。
そうして描いたのが、農民たちの姿を幾何学的に描いた作品群。
今回のマトは、作家さんがマレーヴィチのキュビズム的な作品にインスピレーションを受け、独自にデザインした意欲作です。
ものすごく気に入ったのですが、ちょっと手が届かなかった!(でも、決して高すぎることはないです。単にわたしがミュージアムグッズ貧乏なだけです)
どなたか、気に入った方はぜひお買い求めください~。お勧めです!
カフェなど、お店のディスプレイにしても、とってもおしゃれだと思います。
というわけで、このような異色マトも扱っている素敵なお店「コケーシカ」。
「コケーシカ」のTwitterでは随時、新規入荷商品などが紹介されており、こちらもとても楽しいです。
営業日は金・土・日・月・祝日ですが、念のため、事前にHPやTwitterなどで確認して行かれるとよいかと思います。
「コケーシカ」のまん前は「吉屋信子記念館」。

(吉屋信子記念館の入り口。このときは閉まっています)
鎌倉文学館までは徒歩3分ほどで、周囲には古い建物も残っており、鎌倉でもとびきりおすすめのスポットです。


(鎌倉市長谷子ども会館 旧諸戸邸)

ぜひ、遊びに行ってみてください。
おまけ:
どうしてもほしくて、自分でマレーヴィチ・マトにチャレンジしてみました。

上のほうで紹介した農夫のおじさんと、この作品をアレンジしてるつもり。

(マレーヴィチ《少女のための仕事着》1912年 ※“MALEVITCH”JEAN-CLAUDE MARCADE著、Casterman刊、1990年より引用)
「とほほ」なできばえですが、人生初のマトリョーシカ絵付けで、おまけに手持ちのリキテックスが白と赤と青と紫しかないという状況での試作品なのでお許しを!
マトリョーシカ絵付け工房☆イワン・ダ・マリヤを開いている友人から、あきれられちゃうかも……。
でも、マトの絵付け、ちょっとはまりそうなので、もう少し練習してうまくなったらまたマレーヴィチ・マトに挑戦してみたいです(←懲りてない)。

(入り口のディスプレイ。上の段は100%オレンジのオリジナルグッズ「リトル・ブッダ」シリーズ←鎌倉の大仏様をモチーフにしている)
すでにご紹介していますが(コチラ)、鎌倉駅から徒歩15分ほどということもあり、のんびりお散歩するにはかっこうの裏道ということもあり、文学館や長谷に行く途中に必ず立ち寄ることにしています。
オープンしてまもなくは、土日でもお客さんはあまりいない、ということもあったのですが、ここ1年くらいはいつ来ても必ず何人かお客さんが入っているという人気ぶり。
「コケーシカ」を目当てに鎌倉にいらっしゃる方も少なくないようです。
お店に並んでいるこけしやマトリョーシカは、そのときそのときの仕入れによって異なりますが、いつ行っても壁にずらりと並んだ様子は圧巻です。

(こけしの棚)
うわさの「こけしのガチャガチャ」もありました。

(左の赤いボックスが「こけしのガチャガチャ」)
今回気になったのは、このこけしさんたち。

そして、マトリョーシカの棚はこんな感じ。

(マトリョーシカの棚)
眺めていると、やや、めずらしいマトリョーシカを見つけました。

わかりますか?
ロシア・アヴァンギャルドを代表するカジミール・マレーヴィチの作品をアレンジした、「マレーヴィチ・マト」です。


わかる人にはわかる! これぞマレーヴィチ!
良くぞやってくれました!!!
マレーヴィチの作品は、こんな感じ。

(『 マレーヴィチ (現代美術の巨匠) 』セルジュ・フォーシュロー著、佐和 瑛子訳、美術出版社、1995年の表紙)

(カジミール・マレーヴィチ《農婦、スーパーナチュラリズム》1920年代初頭、モスクワ市近代美術館所蔵 ©texts, photos, The Moscow museum of modern art, Moscow, 2008)
マレーヴィチの作品は、2008年にBunkamuraザ・ミュージアムなどで開催された「青春のロシア・アヴァンギャルド展」でも来日していたので、ご記憶の方もいらっしゃいますでしょうか。
もともとは、「シュプレマティスム」を掲げ、カンバスに黒い正方形だけを描いたり、白く塗ったカンバスの上に白い正方形を描くというような究極の抽象性を追究した作品を生み、ロシア・アヴァンギャルドを代表する芸術家として活躍しましたが、スターリン台頭後のソ連において「前衛芸術」が否定されるようになり、方向転換を余儀なくされます。
そうして描いたのが、農民たちの姿を幾何学的に描いた作品群。
今回のマトは、作家さんがマレーヴィチのキュビズム的な作品にインスピレーションを受け、独自にデザインした意欲作です。
ものすごく気に入ったのですが、ちょっと手が届かなかった!(でも、決して高すぎることはないです。単にわたしがミュージアムグッズ貧乏なだけです)
どなたか、気に入った方はぜひお買い求めください~。お勧めです!
カフェなど、お店のディスプレイにしても、とってもおしゃれだと思います。
というわけで、このような異色マトも扱っている素敵なお店「コケーシカ」。
「コケーシカ」のTwitterでは随時、新規入荷商品などが紹介されており、こちらもとても楽しいです。
営業日は金・土・日・月・祝日ですが、念のため、事前にHPやTwitterなどで確認して行かれるとよいかと思います。
「コケーシカ」のまん前は「吉屋信子記念館」。

(吉屋信子記念館の入り口。このときは閉まっています)
鎌倉文学館までは徒歩3分ほどで、周囲には古い建物も残っており、鎌倉でもとびきりおすすめのスポットです。


(鎌倉市長谷子ども会館 旧諸戸邸)

ぜひ、遊びに行ってみてください。
おまけ:
どうしてもほしくて、自分でマレーヴィチ・マトにチャレンジしてみました。

上のほうで紹介した農夫のおじさんと、この作品をアレンジしてるつもり。

(マレーヴィチ《少女のための仕事着》1912年 ※“MALEVITCH”JEAN-CLAUDE MARCADE著、Casterman刊、1990年より引用)
「とほほ」なできばえですが、人生初のマトリョーシカ絵付けで、おまけに手持ちのリキテックスが白と赤と青と紫しかないという状況での試作品なのでお許しを!
マトリョーシカ絵付け工房☆イワン・ダ・マリヤを開いている友人から、あきれられちゃうかも……。
でも、マトの絵付け、ちょっとはまりそうなので、もう少し練習してうまくなったらまたマレーヴィチ・マトに挑戦してみたいです(←懲りてない)。
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