一寸の兎にも五分の魂~展覧会おぼえがき

美術展のおぼえがきと関連情報をすこしばかり。

『人形劇 三国志』はおもしろい

2013-01-15 | 日記
かつて(1982~1984年)、NHKで放映されていた『人形劇 三国志』。

子どもの頃見て感動し、『三国志演義』にもはまったので、また見たいなあと思っていたら、つい最近また、ケーブルテレビで放映があった。

NHKオンデマンドでも観られます。

以前の放映では録画しそこなったので、今度は全部録画したのはいいのだが、ハードディスクにたまるばっかりでなかなか見る時間がない。

とりあえずDVDディスクに移そうということで少しずつ時間のあるときに移動させつつ見ているのだが、やっぱりおもしろい。

子どもの頃におもしろかったものでも、大人になってみるといまひとつだったり、子どもだましっぽかったりするものも少なくないが、『人形劇 三国志』はやはり違う。

とにかく、言うまでもなく川本喜八郎の人形がすごい。

一人一人キャラがたった登場人物たちのあまりに巧みな描きわけには、今観ても脱帽。特に登場人物の性格や立場を踏まえた細やかな衣装デザインはほれぼれしてしまうほど。

前半の山場、「赤壁の戦い」前後の孔明、周瑜、曹操の知略を尽くした戦いも、わかりやすくおもしろく、「三国志ってこんなにおもしろかったっけ」と久しぶりに読み返したくなった。

それにしても、この時代の武将は相当頭がよくないと使い物になりませんな。

黄蓋の「苦肉の計」ひとつとっても、自分がその場にいたら見抜けたかどうかいささか不安。

どうも、自分は紳々、竜々にかぎりなく近いのではないかという実感が。いやはや。

川本喜八郎の人形には、渋谷ヒカリエの川本喜八郎人形ギャラリーで会えるので、今度行ってみよう。

でも飯田市の川本喜八郎人形美術館にも行ってみたい。


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