一寸の兎にも五分の魂~展覧会おぼえがき

美術展のおぼえがきと関連情報をすこしばかり。

ほんとにかわいい「かわいい江戸絵画」@府中美術館

2013-03-20 | 展覧会
始まる前から楽しみにしていた、府中美術館「かわいい江戸絵画」展。

いかんせん、府中は遠いのでとても腰が重かったのだが、早くいかないと話題になってしまいそうなので、行ってきました。

芸術の森劇場に行くときは東府中駅から歩くので今日もそうしてみました。

公園の入り口は空が高くと、すがすがしい。



少し歩くと、春らしい風景が。



おや、桜がもう咲いている。



そして、辿り着いた美術館。



「かわいい」という視点で江戸絵画を斬った画期的な展覧会。

応挙や宗達の子犬はもちろんのこと、仙や国芳など有名どころもちゃんとおさえてある。

しかし個人的には、池大雅と耳鳥斎(「にちょうさい」と読む)が気に入った。

そして、若冲の「托鉢図」のデザイン感覚にはやっぱり圧倒させられる。この人が、今の時代に人気がある理由がなんとなくわかった気がする。

やっぱり、いいよね大雅。この前の白隠展のときも思ったんだけど、この力の抜け方が。

どんな作品がでているかは、会場でのお楽しみ。

そして、もうひとつのお楽しみは会場の最後にある「しおりを作ってみよう」コーナーと「スタンプではがきを作ってみよう」コーナー。

今回の展示作品のなかから逸品をセレクトして印刷された厚紙が用意してあり、それを自分で切り抜いて、手作りのしおりを作るのです。ちゃんと、しおり用のリボンも色とりどりに用意してくれています。

これがしおりの原紙。







上がしおりを作るためのキット。


そして、「スタンプコーナー」では、用意されているハガキに好きなようにスタンプを押して、オリジナルハガキを作れるというもの。

けっこう、楽しい。



誰もやっている人がいなかったので、楽しませていただきました。

今日はあまり来ていなかったけど、子どもさんがいたら、喜んだのかも。

と、まあ、いろいろ楽しめる展覧会なので、ぜひ足をお運びください。

美術館の努力がしのばれます。

5月6日(月)まで。ただし、前期(~4月7日)と後期(4月9日~)でかなり作品が入れ替わるそうなので、美術館HPでご確認を!

前期に行くと、後期の半額券ももらえます(会場以外のところで買ったチケットの場合はよくわかりません)。





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