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三条市の郷土資料館の見学を終え、今日はここまでほとんど施設めぐりのようになっていて、しかも心の中はあまり盛り上がっていないので、気分を変えて古墳を見に行くことにします。
あ、お仕事お疲れ様です!

実は今日は2台目なの。
では、新潟県内でも初期の古墳である前方後方墳の山谷古墳を探しにいきましょう。
国指定史跡であれば、街道沿いに目立つ看板が設置してある場合が多いですが、山谷古墳は新潟市指定史跡で、かつ正確な場所を調べずに来たので見つけるのは難しいかもしれません。
KKDで雷電を走らせます。
以前Webで見たときは、神社が云々と書かれていたので、神社がないか気を付けながら走っていると、神社の脇に山谷古墳を指し示す標識を見つけました。

ここだ!
古墳に行く前に神様にご挨拶します。

由緒などは書いておらず、この神社については全然分かりません。

拝殿。

ちなみに、神社の前からの眺望はこんな感じです。


それでは古墳へ行きますよ。

ここから先は雷電では無理なので歩いて行きます。

しかし、こういう道を一人で歩いていると心細いですね。
クマが出てきたらどうしよう。
クマに遭遇したときは、一発パンチを喰らわせると驚いて逃げていくそうなので、炯々とした目つきで拳を握りしめて、「さあ、いつでも来やがれ!」という気持ちで・・・歩くのは無理ですね!
昔、岩手の山城跡でクマと遭遇しましたが、そんな余裕などありませんでした。
お、階段だ。

ちゃんと標識が出ています。

標柱には簡単な説明も書いてありますよ。

へー、古墳よりも前に高地性集落があったんですね。
それならば山の上でも仕方がない。
こんなものが置いてあるということは、ハードなのか?

結構段数がありますが登ります。

しかし、苔むしたよい風合いの階段ですね。
90度曲がってまた階段!

ここでも途中途中で蜘蛛ちんの罠を破壊しながら進みます。
ようやく登り詰めました!
説明板の向こうに墳丘が見えますよ。

というか、この石碑、ここまで持ってくるのも大変じゃないですか?
昔、測量屋でバイトをしたときに山の測量も少しやりましたが、今でも山の上にコンクリート製の太い杭が打ってあるのを見かけると、ここまで持ってくるの大変だっただろうなあと考えたりします。
杭の場合は根巻用のセメントと水も必要ですからね。
では、説明板を読んでみましょう。

能登方面の勢力と関係があったのか・・・
面白いですね。
北陸って前方後方墳がそこそこあるんですよね。
近いうちに北陸方面へも出張ってくるので、そのとき調べてきます。

墳丘上は意外と綺麗になっていて、形状も分かりやすいです。

いいねえ。

後方部から前方部を見ます。

後方部のエッヂ。

丘のてっぺんにありますが、周囲の眺望は木々にさえぎられて効いていません。


人工的な石が一つ。

張り出し部分。

前方後方墳マニアとすれば、越の国で前方後方墳に出会うことができてとても嬉しいです。

では帰りますよ。

階段の段差がかなり激しくて、これは身長の低い人の場合は昇り降りに相当難儀すると思います。
慎重に下まで降りて、また心細い林道を無駄に大声を張り上げながら雷電へ戻ります。
誰とも遭遇しない前提で奇声を発して歩いていますが、もし人間と出会ったら恥ずかしい・・・
ではつづいてもう一基、古墳を見にいきますよ。
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