例年ですと、東京はそろそろ梅雨明けなのですが、今年はもしかすると梅雨が長引くかもしれないそうです。
寒い日が続いているせいで、エアコン掃除の注文が少ない・・・
さて、本日は梅雨に入ったころの6月16日から翌17日にかけて探訪してきた上総地方の古代史めぐりの2日目をご報告します。
1日目の様子はこちらにありますが、まだ最後まで書いていませんよ。
あまりにもたくさんの歴史スポットをめぐっているため、ここ3年くらいはブログへのアップが追いつきませんが、焼け石に水で頑張ります。
昨日も充実した歴史めぐりでした。
最後に立ち寄った木更津にたまたまホテルルートインがあり、部屋が空いていたので泊まってしまいました。
プライヴェートでよく利用するホテルは東横インで、東横インはだいたい4500円から5500円くらいで、ルートインは7000円くらいです。
私にとってはルートインは高級なホテルなのですが、東横インだと駐車場代として500円徴収されるので、それを考えると大浴場で気持ちよくなれるルートインは実はコスパが良いのかもしれません。
というわけで、いつものように早朝に起床し、5時に大浴場へ。
ツアーの仕事の時もそうですが、基本的に私は朝風呂なのです。
しかも一番風呂でないと気が済まないので、誰かが先に湯船に入っていると、「負けた!」と内心では歯噛みして悔しがっているのです。
かといって長風呂ではなく、露天風呂であっても10分くらい浸かれば満足です。
風呂上りは千葉県らしくマックスコーヒー。
一仕事した後は朝食。
私はいつも朝から食欲全開です。
シソが巻いてあるササミと竜田が美味しい。
煮卵は珍しくていいね。
サラダのドレッシングも美味いです。
デザートもきちんと召し上がりますよ。
ルートインは部屋にコーヒーを持って帰ることができるので忘れずに。
ルートインは仕事でよくお世話になっているのですが、最近は奈良のツアーでグループ内でも少しグレードの高い「グランヴィリオホテル奈良 和蔵」にも何度か泊まっており、結構好きなホテルグループです。
では、急遽思い付きでお世話になったルートイン木更津を出立しますよ。
昨日の最後、太田山公園の看板に古墳の場所が描かれていたので、今日の探訪の一発目はその古墳を探すことにします。
太田山公園の駐車場に到着。
朝一から山を登りますよ。
あ、ルートインだ。
しかし、公園内には案内板が全然立っていませんね。
平場があります。
うーん。
分からない・・・
ここかな?
いや、違うな・・・
ダメだ、引き上げ!
下調べなしで来るとたまにこういうこともあります。
それでは、金鈴塚遺物保存館へ行ってみますよ。
あれ?
明らかに廃墟チック。
確かにWebサイトはあったんだけどな・・・
ダメもとで休館中の郷土博物館に電話してみます。
すると、職員の方が出てくださいました。
なるほど、とっくに閉館しているのですが、Web上に残ったものがどうしても消せないそうです。
私はその辺の仕事をしていたので原因はいろいろ考えられますが、閉鎖してしまったものは仕方がないですね。
諦めて電話を切ろうとすると、遠方から来た私のことを気の毒に思っていただけたのか、職員の方が近辺の史跡情報を詳しく教えてくださいました。
よし、今日の探訪はこの情報を元に行くぞ!
と、その前に、今日は晴れているのでついでにまたもや「きみさらずタワー」に登ろうと思います。
何だお前ら!
兄弟かい?
そう言えば、昨日ここで会った方が「猫がよく捨てられるんです」と言っていました。
博物館。
2021年3月31日まで休館ですぞ。
随分と時間がかかるなあと思う方も多いと思いますが、空調や内装の工事などの場合は、重要文化財が多数収められている博物館はそれらを少しずつ動かしながらやることもあり、そういう場合は一気呵成に工事ができないそうです。
リニューアルオープンが楽しみですね!
おやまあ、平和ですねえ。
まだ朝ですけどもうお昼寝ですか?
猫ちんって朝が弱いんですよね。
では登るぞ!
おー、今日はよい眺めだ!
筑波山方面。
ちょっとズーム。
アクアラインと海ほたる、そして右手にはスカイツリー。
頑張って海ほたる近辺をズーム!
羽田空港から飛び立つ飛行機も写り込んでいます。
木更津方面から対岸へ向かうと、海ほたるまでは橋の上を走りますが、そこから先は海底トンネルなんですよね。
逆に川崎方面から来ると、海ほたるを抜けて海上に出る瞬間がとても気持ち良い。
今度は力を振り絞ってスカイツリーをズーム!
まだ登ったことはありません!
スカイツリーより先に「きみさらずタワー」に登っちゃった。
富士山方面。
今日はあまり姿が見えませんね。
海辺の工場も見えます。
工場見学のツアーがあるくらいですから、こういった建物が好きな方も多いですよね。
私もですよ。
一応、景観の説明もあります。
それでは、ひとしきり眺めを堪能したので最初は博物館の方が教えてくれた九十九坊廃寺跡へ行ってみます。
お仕事ご苦労様です!
30分ほど巡航して君津市の八重原公民館に到着しました。
素敵な木造の建物です。
お、ここは歴史に理解のある街のようですね。
九十九坊廃寺跡は当初から探訪予定に入れていたのですが、その近くの公民館に遺物が展示してあることまでは知らなかったので、博物館に電話してみてよかった。
受付に行き、「済みません、博物館の方から聞いたのですが、ここに遺跡の出土品の展示があるそうで・・・」と伝えると施設の方がその場所に案内してくださりました。
ありました!
ちょっとした展示なのですが、こういうのが好きな人には堪らないのです。
パネルで説明してあります。
当時の想像図。
おや、この公民館の場所自体が、南子安金井崎遺跡という遺跡なんですね。
地元の小学生が見つけた瓦片。
当時は小学校6年生ですが、今は立派な大人になっていますね。
今でも遺跡に行けばまだ落ちているかもしれませんよ。
線刻土器も出ています。
よし、それでは実際の場所へ行ってみましょう!
近くにあるようなので徒歩で向かいます。
公民館の前の道。
遺跡はこれとは反対方向です。
向こう側が坂になっていて地形が落ちていますが、坂を下らずに左に行きます。
古代寺院も古代の役場もそうですが、河岸の低地にあることは稀で、基本的に段丘を上がった場所に立地します。
左折。
お地蔵さんと馬頭観音。
こういった石仏は後世に移動させられてしまうこともありますが、この辺に古道が通っていたことの名残でしょう。
お、それっぽい草地がありますよ。
説明板発見!
九十九坊廃寺跡は周淮郡の郡寺であったと考えられており、郡衙自体はまだ見つかっていないのですが、ここから南西方向の小糸川の対岸に「郡」という地名があり、そこが推定地とされています。
石碑もありますよ。
全体を撮りたいので敷地の奥まで行ってみます。
この基壇っぽいのは塔跡かな?
結構礎石がありますよ。
基壇からの眺め。
というわけで、瓦片、落ちていないかな・・・
遺跡に来たら「下を向いて歩こう」です。
お。
ふふふ・・・、思った通りだ・・・
布目がありますね。
1300年前に焼いた瓦の破片でしょう。
なお、こういうものは原則的には持って帰ってはいけませんよ。
というわけで、本日のファーストタッチも無事済ませました。
つづいて、君津市内の遺跡をめぐりつつ南下して行きますよ。
(つづく)
寒い日が続いているせいで、エアコン掃除の注文が少ない・・・
さて、本日は梅雨に入ったころの6月16日から翌17日にかけて探訪してきた上総地方の古代史めぐりの2日目をご報告します。
1日目の様子はこちらにありますが、まだ最後まで書いていませんよ。
あまりにもたくさんの歴史スポットをめぐっているため、ここ3年くらいはブログへのアップが追いつきませんが、焼け石に水で頑張ります。
* * *
昨日も充実した歴史めぐりでした。
最後に立ち寄った木更津にたまたまホテルルートインがあり、部屋が空いていたので泊まってしまいました。
プライヴェートでよく利用するホテルは東横インで、東横インはだいたい4500円から5500円くらいで、ルートインは7000円くらいです。
私にとってはルートインは高級なホテルなのですが、東横インだと駐車場代として500円徴収されるので、それを考えると大浴場で気持ちよくなれるルートインは実はコスパが良いのかもしれません。
というわけで、いつものように早朝に起床し、5時に大浴場へ。
ツアーの仕事の時もそうですが、基本的に私は朝風呂なのです。
しかも一番風呂でないと気が済まないので、誰かが先に湯船に入っていると、「負けた!」と内心では歯噛みして悔しがっているのです。
かといって長風呂ではなく、露天風呂であっても10分くらい浸かれば満足です。
風呂上りは千葉県らしくマックスコーヒー。
一仕事した後は朝食。
私はいつも朝から食欲全開です。
シソが巻いてあるササミと竜田が美味しい。
煮卵は珍しくていいね。
サラダのドレッシングも美味いです。
デザートもきちんと召し上がりますよ。
ルートインは部屋にコーヒーを持って帰ることができるので忘れずに。
ルートインは仕事でよくお世話になっているのですが、最近は奈良のツアーでグループ内でも少しグレードの高い「グランヴィリオホテル奈良 和蔵」にも何度か泊まっており、結構好きなホテルグループです。
では、急遽思い付きでお世話になったルートイン木更津を出立しますよ。
昨日の最後、太田山公園の看板に古墳の場所が描かれていたので、今日の探訪の一発目はその古墳を探すことにします。
太田山公園の駐車場に到着。
朝一から山を登りますよ。
あ、ルートインだ。
しかし、公園内には案内板が全然立っていませんね。
平場があります。
うーん。
分からない・・・
ここかな?
いや、違うな・・・
ダメだ、引き上げ!
下調べなしで来るとたまにこういうこともあります。
それでは、金鈴塚遺物保存館へ行ってみますよ。
あれ?
明らかに廃墟チック。
確かにWebサイトはあったんだけどな・・・
ダメもとで休館中の郷土博物館に電話してみます。
すると、職員の方が出てくださいました。
なるほど、とっくに閉館しているのですが、Web上に残ったものがどうしても消せないそうです。
私はその辺の仕事をしていたので原因はいろいろ考えられますが、閉鎖してしまったものは仕方がないですね。
諦めて電話を切ろうとすると、遠方から来た私のことを気の毒に思っていただけたのか、職員の方が近辺の史跡情報を詳しく教えてくださいました。
よし、今日の探訪はこの情報を元に行くぞ!
と、その前に、今日は晴れているのでついでにまたもや「きみさらずタワー」に登ろうと思います。
何だお前ら!
兄弟かい?
そう言えば、昨日ここで会った方が「猫がよく捨てられるんです」と言っていました。
博物館。
2021年3月31日まで休館ですぞ。
随分と時間がかかるなあと思う方も多いと思いますが、空調や内装の工事などの場合は、重要文化財が多数収められている博物館はそれらを少しずつ動かしながらやることもあり、そういう場合は一気呵成に工事ができないそうです。
リニューアルオープンが楽しみですね!
おやまあ、平和ですねえ。
まだ朝ですけどもうお昼寝ですか?
猫ちんって朝が弱いんですよね。
では登るぞ!
おー、今日はよい眺めだ!
筑波山方面。
ちょっとズーム。
アクアラインと海ほたる、そして右手にはスカイツリー。
頑張って海ほたる近辺をズーム!
羽田空港から飛び立つ飛行機も写り込んでいます。
木更津方面から対岸へ向かうと、海ほたるまでは橋の上を走りますが、そこから先は海底トンネルなんですよね。
逆に川崎方面から来ると、海ほたるを抜けて海上に出る瞬間がとても気持ち良い。
今度は力を振り絞ってスカイツリーをズーム!
まだ登ったことはありません!
スカイツリーより先に「きみさらずタワー」に登っちゃった。
富士山方面。
今日はあまり姿が見えませんね。
海辺の工場も見えます。
工場見学のツアーがあるくらいですから、こういった建物が好きな方も多いですよね。
私もですよ。
一応、景観の説明もあります。
それでは、ひとしきり眺めを堪能したので最初は博物館の方が教えてくれた九十九坊廃寺跡へ行ってみます。
お仕事ご苦労様です!
30分ほど巡航して君津市の八重原公民館に到着しました。
素敵な木造の建物です。
お、ここは歴史に理解のある街のようですね。
九十九坊廃寺跡は当初から探訪予定に入れていたのですが、その近くの公民館に遺物が展示してあることまでは知らなかったので、博物館に電話してみてよかった。
受付に行き、「済みません、博物館の方から聞いたのですが、ここに遺跡の出土品の展示があるそうで・・・」と伝えると施設の方がその場所に案内してくださりました。
ありました!
ちょっとした展示なのですが、こういうのが好きな人には堪らないのです。
パネルで説明してあります。
当時の想像図。
おや、この公民館の場所自体が、南子安金井崎遺跡という遺跡なんですね。
地元の小学生が見つけた瓦片。
当時は小学校6年生ですが、今は立派な大人になっていますね。
今でも遺跡に行けばまだ落ちているかもしれませんよ。
線刻土器も出ています。
よし、それでは実際の場所へ行ってみましょう!
近くにあるようなので徒歩で向かいます。
公民館の前の道。
遺跡はこれとは反対方向です。
向こう側が坂になっていて地形が落ちていますが、坂を下らずに左に行きます。
古代寺院も古代の役場もそうですが、河岸の低地にあることは稀で、基本的に段丘を上がった場所に立地します。
左折。
お地蔵さんと馬頭観音。
こういった石仏は後世に移動させられてしまうこともありますが、この辺に古道が通っていたことの名残でしょう。
お、それっぽい草地がありますよ。
説明板発見!
九十九坊廃寺跡は周淮郡の郡寺であったと考えられており、郡衙自体はまだ見つかっていないのですが、ここから南西方向の小糸川の対岸に「郡」という地名があり、そこが推定地とされています。
石碑もありますよ。
全体を撮りたいので敷地の奥まで行ってみます。
この基壇っぽいのは塔跡かな?
結構礎石がありますよ。
基壇からの眺め。
というわけで、瓦片、落ちていないかな・・・
遺跡に来たら「下を向いて歩こう」です。
お。
ふふふ・・・、思った通りだ・・・
布目がありますね。
1300年前に焼いた瓦の破片でしょう。
なお、こういうものは原則的には持って帰ってはいけませんよ。
というわけで、本日のファーストタッチも無事済ませました。
つづいて、君津市内の遺跡をめぐりつつ南下して行きますよ。
(つづく)