日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

相模国分尼寺跡|神奈川県海老名市 ~金堂跡に残る礎石は往時の物か~ 【歴史を歩こう協会・第1回歩く日 ④】

2019-02-11 15:22:02 | 歴史探訪
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 龍峰寺境内から彌生神社の境内を経て、石段を下がって丘から降りてきました。

 でもここもまだ、相模川の低地から一段高い場所ですよ。

 県道407号線を南下して、国分尼寺跡を目指します。

 この道も明治からある古い道なのですが、今は交通量が多いこの近辺の主要な道となっています。

 明治時代からそれほど拡幅されていないのにもかかわらず、片側一車線ずつの車道を設けてしまったため、ほとんど歩道を作るスペースが残っておらず、歩行者にとっては大変危険な道です。

 小さいお子さんには歩かせたくないですね。

 この道を以前、クラツーの中型バスで南下しましたが、すれ違うのが大変な道でした。

 そんなデンジャラスな県道を歩き、国分尼寺跡に到着。

 講堂跡。



 講堂跡と細い道路を挟んで、少し広めの公園のようになっている場所に金堂跡があります。



 ここは以前、先ほど言ったバスを使ったツアーの時は停める場所がないため割愛しましたが、今度の徒歩のツアーではご案内します。

 ※相模国分尼寺跡をめぐるツアーをクラブツーリズムで行う予定です。
 ※3月10日発行の「歴史への旅」に掲載される予定ですので、発表までしばらくお待ちください。




 金堂というのは普通のお寺でいうところの本堂のことで、仏様が安置されています。

 現在見ることのできる遺構は、金堂跡の基壇と礎石です。

 よーく見ると、結構な数の礎石が規則正しく並んでいるのが分かりますよ。

 ※海老名市立郷土資料館の方の説明によると、ここの基壇に並ぶ礎石を動かしたりいじったりした記録はないそうなので、往時の物(1300年前の物)である可能性が高いです。

 このあと訪れる僧寺跡は整備が進んでいますが、こちらの尼寺跡は現在のところあまり見るべきものがないように思えます。

 でもマニアにとっては基壇と礎石があるだけでも嬉しいのです。

 というわけで、お腹が空いてきましたね。

 食事場所を探しましょう。

 今回は少人数ということもあり、食べる場所は決めてきませんでした。

 当会の特徴は、こういった行き当たりばったりなところです。

 食べる場所はこれから探す!

 歩いていると、「国分寺そば」というお店の電柱広告があるので、そこを目指してみましょう。

 相鉄線の踏切に来たら遮断機が下りました。



 「そうにゃん」お尻!



 「そうにゃん」顔面!



 そういえば、私はまだ一度も相鉄に乗ったことがないような気がします。

 今度乗ってみようっと。

 テクテクと歩き、僧寺跡の近くまで来て店を発見しました。

 ところがです!

 凄い混雑!

 ここでは食べられませんね。

 金子さんがスマホで近辺のお店を探してくれたところ、ラーメン屋が近くにあるようです。

 行ってみましょう!

 よし、発見!

 ところがまたまた!

 ランチ営業をやってない・・・

 仕方がない、次!

 そして金子さんの探査によってようやく家系ラーメンのお店にたどり着きました。



 家系ですが、店名は「屋」であって「家」ではありません。

 私は一番シンプルなラーメンをチョイス。



 うーん、美味い!

 家系の中でも濃い目に入り、チャーシューが特に美味しい。

 家系はご飯が食べ放題の店が多いですが、いつもは1膳のところ、空腹のあまり2膳食べてしまいました。

 茂樹さんは「若い人ってラーメン好きだよねー」と言いつつ、普段はこういうのは食べないけど美味かったと言っています。

 皆さんに好評で良かった。

 かんめいさんからは「食べるの早い!」と言われてしまいましたが、スミマセン、この会は昼飯にはあまり時間を掛けないのです。

 でも、確かに私は普段ダスキンの仕事をしている関係もあってか、食べるのが早くなっているのかもしれませんね。

 あまり体にいいことではないので気を付けたいです。

 それではお腹一杯になって元気を取り戻したので、午後の探訪も頑張りましょう!

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