日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

公津原22号・23号・24号墳|千葉県成田市 ~「引き寄せられの法則」で出会った古墳たち~ 【故郷下総古代史探訪 ④】

2020-01-03 11:54:54 | 歴史探訪
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 では続いて、玉作遺跡を目指します。

 だいたいの場所は分かっているので、KKDで雷電號を走らせます。

 それっぽい場所が見えたのですが、車で近接することができません。

 この辺は丘を削って街を造成しているため、私も同様な感じの多摩地域で仕事をしている関係上、よく分かっているのですが、高低差のために道路が自由に通じていない場合があるんですよね。

 仕方がないことなのですが、この辺りはとくにそれが激しい。

 あー、なかなか到達できない!

 ・・・あれ?

 墳丘じゃないの?

 グルグルと住宅街を走っているうちに、道路の横の高まりの上に古墳のようなものが見えました。

 慌てて路駐して見に行きます。

 うわー、何だここはー!



 ヤバイ・・・



 この一角は古墳が保存されているんですね。



 「引き寄せの法則」というのがあって、私はそれは真実だと考えているのですが、歴史めぐりの場合は「引き寄せられの法則」というのがあります。

 遺跡が好きでめぐっていると、自然と遺跡に引き寄せられてしまうことを言います。



 古墳が保存されているこの一角は、周囲を見渡すと一番標高が高い場所であるように見えます。



 こういった箇所を残すなんて、この街をデザインした人はとてもセンスがいいですし、古代人へのリスペクトを感じることができますね。



 たのしいー。



 ところで、ここはどの辺りなんでしょうか。



 さきほど、公津原古墳群は、瓢塚古墳群、天王・船塚古墳群、八代古墳群の3つに分かれると言いましたが、ここは22号墳以降の古墳があるので、八代古墳群になりますね。

 この一角にある古墳のうち、案内表示があるのは以下の3基です。

 ・22号墳 径8mの円墳
 ・23号墳 一辺18mの方墳
 ・24号墳 一辺11mの方墳

 ただ、これ以外にももっと小さいですが墳丘のようなものもあるため、詳細は良く分かりません。





 一部分だけ樹木が残されており、その中に小祠があります。



 狭いスペースなのに写真撮りまくりです。



 この樹々からは古い威厳のようなものを感じるので、非常に神聖な一角ではないでしょうか。





 偶然の出会いでしたが、とても楽しかった!

 それでは改めて、玉作遺跡を目指します。

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