画像は今回いじめ問題が続けて発生した岐阜県の可児市公立中学校 <いじめ>同じ中学でまた男子生徒、暴行受ける 岐阜 7月14日14時13分配信 毎日新聞 可児市の公立中学校で、2年生の男子生徒(13)が同級生の男子生徒(13)に殴るけるの暴行を受け、警察に被害届を出していたことが14日、分かった。この中学では、先月にも女子生徒(12)が上級生に服を脱がされ、携帯電話で動画撮影される事件が発覚。校長は14日の会見で暴行の事実を認め「いじめをなくすよう取り組んでいたところで、残念で仕方がない。本当に申し訳ない」と謝罪した。 校長らによると、被害生徒は今月12日の休み時間、学校内の廊下で加害生徒から「ボクシングごっこ」と称して5~10回、腹を殴られるなどの暴行を受けた。病院で全治3日と診断され、家族は13日に警察に被害届を出したという。 同校によると、被害生徒は、今回の事件とは別に昨年12月ごろから今年3月にかけて別の同級生2人からも数回にわたって暴行を受けていたという。学校側は家族に「再発防止に努める」と話していたという。【小林哲夫】 【同じ中学校で以前に起きていた、いじめ事件】 いじめ:中1女子生徒を裸にして撮影 岐阜県の公立中 可児市の公立中学校1年の女子生徒(12)が、2年の女子生徒ら5人に呼び出され、椅子に縛り付けられて衣服を脱がされ、その様子を撮影した動画が少なくとも十数人の生徒にメール送信されていたことが分かった。生徒の家族が28日、県警に被害届を出した。同校の校長は毎日新聞の取材に「いじめ行為はあった」と認め「事前に察知できず、申し訳なかった」と謝罪した。 校長らによると、今年5月の連休明けから今月初めにかけて計5回のいじめ行為があった。2年生の女子生徒4人と男子生徒1人がスーパーの駐輪場などに女子生徒を呼び出し、その場で下着を脱がせるなどした。 さらに「勉強を教えてあげる」などと言って中心的にいじめをしたとされる女子生徒の自宅に呼び出し、椅子に縛り付けて衣服を脱がせ、その様子を携帯電話のカメラで動画撮影。5人を含めた十数人にメール送信した。 学校側は21日に被害に遭った生徒から相談を受けて調査。5人とその両親がいじめ行為を認めたため、学校側が21日夜に被害生徒との面会の場を設置。5人と両親は謝罪の意思を示したという。 学校はメールを受信した生徒らに動画を削除させた。校長は「二度といじめが起こらないよう再発防止策を考えたい」と話した。被害生徒の母親は「許せない。いじめられる側の立場になり、法の下で責任を取ってほしい」と話している。【三上剛輝、小林哲夫】 |