注:これは2015年当時の子供のためのブログです。
昨日のつづき
昨年、世界遺産に指定された、今から36000年前のショーベ洞窟(8500平方メートル)
レプリカ施設(3000平方メートル)がフランス、ローヌ・アルプ地方のポンダルクに3年をかけて完成、
今週25日から公開されます。
洞穴学(どうけつがく)の科学者や、プラスティックなどの造形学の技術者、アーティストたちによって
壁面の凹凸はミリ単位、壁画と彫刻は実物大でオリジナルと同じ顔料を使ってデジタル化された原画から複製されました。
今日は、技術者たちのプロフェッショナルな仕事を紹介します。
鍾乳洞の再現
アトリエでは
作品の搬入
見学コースは10種、遊歩道でつながっている。
そして完成へ
1994年12月18日にJean-Marie Chauvetら3人の洞窟探検家が
石が詰まって塞がった穴から空気が流れ出て来ることに気がつき、発見
そして、
12月29日に、洞窟の鑑定に訪れた先史考古学者Clottes 氏はこう言っています。
「いくつもの上質な動物の絵と、完璧に保存された考古学的背景に息をのみ驚愕(きょうがく)した」
「この壁画は、この洞窟の中に、1人、または何人かのアートの達人がいたことを示している。
このショーベ洞窟の400以上ある絵は、ラスコー洞窟、スペインのアルタミラ洞窟のよりも多く、
それらより、1万〜1万5000年ほど古く、貴重なものだ」
さて、この施設は一般公開され誰でも見られますよ。(入場料13ユーロ、17歳まで6.5ユーロ)
いつか南仏に来る機会があったら是非見学してくださいね。