此処路(こころ)ありのまま 光・空の彩 riccoroses by Silver canalian

 雲を見て 風をよみ 太陽を感ずる理

  雲上の たなびく流れに心もて
   そこに在りしを 有らしからずや

寝観音

2011-03-03 23:32:16 | 太陽と雲と風



阿蘇五岳である高岳(1,592.3m)中岳(1,506m)根子岳(1,408m)烏帽子岳
(1,337.2m)杵島岳(1,270m)の山々の連なる姿は、お釈迦様または観音様が
寝ている姿に見えることから阿蘇の涅槃または寝観音と呼ばれるそうです。

この日は雨が降っていて、山々など見えず霧がたちこめて視界が悪かったのですが、
突然霧がはれ、雲海が見え、やがて雲が空に向かってあがりだし、
青空が見え始めました。そして、あっという間に山々がその姿を現しました。
最後はまるで寝観音が雲布団を纏っているように見えました。
濃霧から一転雲布団の寝観音になるまでの自然の動きゆく様は見事で、
勇壮であって、かつ息をのむほど美しいものでした。

大地には雲布団の寝観音。
空には天衣を纏った女神さまが寝観音のように寝そべりながら
衣をはためかせ、踊っているような雲がありました。

(あざみ台展望所にて撮影)