ゴルフの松山英樹選手が米国ゴルフツアーのマスターズで優勝しました。私は、すべてテレビを録画して見たほか、優勝の時の放送は駐車場でテレビの実況を見ていたのです。
現在進行中のプレーを私が見ていると負けそうだと思ったので、優勝が決まる時くらいに駐車してテレビを見てみると、ちょうど優勝の瞬間でした。中嶋常幸プロも感極まって泣いていましたが、日本の人はほとんど涙したのではないでしょうか。それは、松山選手の苦労を自分のこととして思い、つらかっただろうなと感じるとともに祝福の涙でもあったでしょう。
改めて、帰宅してから最終日の録画を見たり、いろいろな報道を見てきたのですが、わかったのは日本の報道は世界の恥だということです。そして、なぜ、日本の報道が恥なのかということを私なりに分析してみました。
結論は、報道は、自分の考えた見出しや内容の報道にするために、選手の気持ちを無視して回答を求める質問をするということです。この態度は、事件・事故やコロナなど、あらゆる報道と全く同じです。テレビなどでは、絵にならないという言葉を吐く記者や担当者がいますが、まさに、そういうことです。
松山選手が、初日とか、二日目とか伸び悩んでいたときに、平気で優勝を目指すとかいう言葉を引き出そうとしたり、あるいは、優勝したときに東日本大震災に結びつけて後押ししてくれた人達の思いに応えるとか、そういうふうに
仕立てるように質問をするのですよね。最後に日本のファンに一言とか。いりますか?うんざりです。
おそらく、こんな報道担当者は日本人ではありません。日本では、松山選手のキャディーさんが18番のプレーが終了した後に旗を戻すのですが、その時に一礼したことが外国の報道が驚いたという報道をしていました。サッカー会場でのファンの掃除も同じですが、外国の報道がするなら別にしてもいいけど、日本の報道が取り上げるなよと言いたいです。
自分からは言わないですよ。心からの気持ちで、わざとらしくなく、自然にしてほしい。放っておいてほしい。そして、形から入ってもいいのですが、少年・少女達の中には感じることのできない子もいますよ。強制するなよと言いたいのです。クールジャパンなんて自分で言うなと思いますよ。クールじゃないと思います。
それと、松山選手が勝因を聞かれて、日本の報道が少なくて良かったと言っていました。しかも、囲み取材は苦手と言っていました。日本の報道は、囲み取材を辞めたらどうかと思いました。これから、東京オリンピック・パラリンピックオリンピックもあるでしょう。これまで、日本人選手が本番でだめだったのは報道のせいだと言うことが分かりました。報道統制をするべきですよね。
ゴルフの女子選手である渋野選手も同じですよね。日本テレビのスタッフはもぐもぐタイムを撮りたいためにお菓子を渡すとかしていました。渋野選手も報道に追いかけ回され潰されかけています。
ゴルフ選手だけでなく、いろいろなスポーツ選手もインタビューなどでくだらない質問を繰り返しされてうんざりしている選手もいるでしょう。反対に引退後をにらんで報道を活用する選手もいます。
全ての選手は、報道からいつもメダルを目指すと言わされています。自発的に言う選手もいるでしょう。自分を追い込むために言うという選手もいました。しかし、そろそろ報道も改革しないといけないのではと感じました。選手の気持ちを踏まえて、一番の実力が出せるようにすべきです。