美味!な日々

遠出(舞台:から騒ぎ)

もう二度と行かないかもしれませんが、先週末、ちょっとした小旅行気分で行って来ました。蜷川幸雄演出の舞台『から騒ぎ』を観に、彩の国さいたま芸術劇場@与野本町まで。基本的に出不精なので、友人と一緒じゃなかったら、小出恵介高橋一生が出ていなかったら、シェイクスピア作品の中でも喜劇でなかったら、行かなかったかもしれないくらい遠出の観劇です。この劇場がお初ということは、もちろんオールメールシリーズは初めてです。

これまでの経験上、古典はあまり肌に合わないことがわかっていたので、多少不安はありましたが、喜劇で良かった~。難解なセリフは案の定たくさんあったものの、セリフの理解云々の前に笑えていたので、とても楽しめました。

主演の小出恵介の器用さには改めてびっくり。早口で大量のセリフを無難にこなしてましたし、初舞台とは到底思えない堂々とした演技でした。舞台も全然イけるじゃん。小道具を持って帰るのを忘れて袖に引っ込んでしまうハプニングがあり、それをアドリブでちゃんと笑いに変えられる吉田鋼太郎はさすがです。

女役の演者達はやはりどう見ても男が演じているとしか見えないし思えないので、キスシーンは一瞬目を逸らしたくなる感じなのですが、高橋一生は意外というか結構キュートで驚き。演技がしっかりできてる人は女役だろうとその演技力はぶれないのねぇ、と感心しました。一方、月川悠貴は「女役を極めている」みたいに言われていて、確かにスタイルとか立ち居振る舞いは凄いなぁと思いましたが、どうにも表情に乏しいし、セリフも感情が入ってない感じで、クールな大人の女性の役だったらともかく、明るくうら若き女性という役なのにその演技かい!?とがっかり。女役に徹するあまり基本的な演技が成ってないのかも…と素人なりに分析しちゃいました。「女役」にこだわりのある役者さんみたいなので、演技を磨いていつか篠井英介さんのような素敵な役者さんになってくれたら嬉しいですね。

★★本日の客席★★
遠目ではありましたが、あの肌の黒さと眼光の鋭さは……池内博之さんだったに違いない!(笑)

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