さんの「死海の伏流」を読了しました。森村さんの無駄のない感じの文章が好きで、たまに森村作品を読みます。この小説は登場人物の心理や状況が細かく描写されたミステリー小説なのにノンフィクションを読んだかのような読後感でした。それもそのはず、解説によると本作は実際にあった国家機密作戦などを元に書かれているそう。ミステリーのいいところは興味が無くて普段見過ごしているような知識や情報も得ることができるところで、本作で言及されている「国家機密法」などもそんな知識の一つ。そういえばチラッと出てくる大物政治家の名前を字は一部違うが作者と同じ名前にしてあるのは何か意味（もしくはメッセージ）があるのだろうか。。。気になる～
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死海の伏流 (集英社文庫) 森村 誠一 集英社 このアイテムの詳細を見る |
