過去の悲劇的な事故でホームレスとなってしまった元刑事が現役女性刑事にアルバイト探偵として雇われる…というストーリーも上手いなぁ。。。。と唸ってしまいますが、やっぱり青春ミステリの名手と言われただけあって、少年少女の心理描写がとても上手い上手いづくしでどんどん読者を引き込んでいきます。
池上冬樹さんの解説によると作者ご本人も本作は「デビュー以来の最高傑作」と言われているとのこと。そうよね~、そう思いますとも
冒頭の犯行シーンを読んだときはあまりの悲惨さに読み始めたことを後悔しそうになりましたが、本を閉じてしまわなくて本当に良かったです。私の今年読んだ本Best5に入るのは確実ですネ。
枯葉色グッドバイ (文春文庫) 樋口 有介 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |