美味!な日々

所作に感動(舞台:わが魂は輝く水なり)

蜷川幸雄演出の『わが魂は輝く水なり』を観て来ました。源平合戦(平安末期)の時代の武将、斎藤実盛の物語です。狂言師野村萬斎と歌舞伎役者尾上菊之助のダブル主演による舞台なのですが、この二人が親子役??…どうするんだ?と不思議に思って観に行ったのですが、萬斎さんの見事な老け演技&老けメイクで納得しました。

結構笑いのあるお芝居でしたので、観ていて楽しかったです。物語中の狂気的なところは怖かったですけどね。そうそう、何があったというわけでもないのに、カーテンコールでウルッときてしまったのは初めての経験でした。主役お二人の所作がさすが!という感じだったからかなぁ。ちょっとした仕草すら素敵でした。

このお芝居に出てくる巴御前とか木曽義仲など、名前や話はちょっと聞いたことがあるけど、詳しくは知らなかったので、事前に勉強しておけばもっと面白く観ることができたかなぁと感じました。

今回の私のお目当てはNHK時代劇『鞍馬天狗』(←予想外の面白さでした。)の鞍馬天狗役が記憶に新しい萬斎さんと、舞台『キャバレー』ですっかりファンになってしまった秋山菜津子のお二人。二人とも素敵すぎで、双眼鏡越しにうっとり見入ってしまいましたよ~。んで、三度目にして初めてコミカルな演技をみることのできた長谷川博己も良かったです。尾上菊之助はなんてきれいな顔なんでしょう…。

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わが魂は輝く水なり―源平北越流誌 (1980年)
清水 邦夫
講談社

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鞍馬天狗

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