倫勝寺の大寺族さん(おばあちゃん)が「ちょっと、ちょっと!」と興奮しながら私に声をかけてきました。
「私、解ったわ!何でお釈迦さまが菩提樹の木の下で最後の瞑想に入ったか!」
悟りを開いたかのような勢いであります。
「ちょっと、見てごらんなさいよ、ほら」
目の前に差し出されたのは落葉した菩提樹の葉っぱ。
よく見れば、菩提樹の葉っぱが雫で濡れているように見えます。
「なに、これ?葉っぱを洗ったの?」
「いいから舐めてみなさいよ、舐めれば解る!」
葉っぱの表面を触ってみると、何やらペタペタッとした感触。指に付けて舐めてみたら・・・これが甘い!
例えて言えば、甘茶を濃くした飴のような感じ。
葉っぱの表面に蜜がついているのです。
大寺族さん曰く
「きっとお釈迦さまは菩提樹の下にいれば、蜜が落ちてくるのを知ってたのよ!
坐禅して動かなくても、落ちてきた葉っぱについてる蜜を舐めれば体力が大丈夫ってことを知ってたんだわ!
それでお釈迦さまは菩提樹の木の下を選んだのよ、賢いのねえ~!菩提樹ってすごいわねえ~!」
以上が大寺族さんの「お釈迦様のお悟りは、菩提樹の蜜に支えられた」説、であります。
この秋に川崎のお寺さんから頂いたインド菩提樹の鉢植えですが、この冬が越せるかな、と思っていた矢先の出来事です。
お釈迦さまが菩提樹の葉っぱに付いた蜜を舐めながら瞑想をしていた・・・・こんな話は聞いたことが無いのですが、
飲まず食わずの難行苦行後であれば、この蜜は素晴らしい栄養源になったのではないか、と、
なんとなく納得してしまうほど菩提樹の葉っぱについている蜜が甘いのであります。
ネット上にある菩提樹の説明などをいろいろと調べてみたのですが、葉っぱに蜜がつくという情報が見つかりません。
何方か御存じないでしょうか?御教示ください。
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秋深し、というよりもう初冬ですね。
もちの木霊園の隣にある竹林。 横長にトリミングすると、日本画のよう。
今朝は天気が良かったので、もちの木霊園展望台から富士山がよく見えました。
8合目あたりで風が巻いているのがわかります。
保田の昌龍寺では、水仙がこれからどんどん咲きはじめます。
冬来りなば春遠からじ、ですね。
鋸南町の水仙ロードも、観光客でにぎわいを増してきます。
今日はここまで。