下記の記事を東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。
12月1日に二十歳になられた天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまの成年行事が5日、行われた。愛子さまは皇居・宮中三殿を参拝し、陛下から勲章「宝冠大綬章」を受け取った。
午後には仙洞仮御所(港区)の上皇ご夫妻の元を来訪。沿道には愛子さまの姿を一目見ようと多くの人が集まった。
皇室にとっては“久しぶり”のおめでたい話題。秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんの結婚も本来ならば、国民に祝福されるはずだった。
「結果的に秋篠宮夫妻が眞子さまの熱量に折れて、結婚をお認めになられましたが、半ば〝諦め〟のようなものもあったと思います。結婚から渡米まで異例のスピードで進んでいったのは、12月1日に愛子さまが成人になられるため、それまでに区切りをつけたかったという側面もあると思います」(皇室ジャーナリスト)
それでも“小室劇場”の影響はすべて取り除けなかった。愛子さまで話題となったのはティアラだ。女性皇族は専用のティアラを作るが、国民がコロナ禍に苦しんでいる状況を鑑み、叔母にあたる黒田清子さんから借用した。
「表向きはコロナを理由にしていますが、眞子さんをめぐる一連の騒動で宮延費の使い道に関心が集まってしまったことも大きいですね。源泉は我々の税金で『そんなところに使うな』という議論が出てきてしまった。従来では考えられないことです。そうした国民感情にも配慮したのだと思います」(同・皇室ジャーナリスト)
ティアラは宮廷費から支出され、競争入札で新調される。ちなみに眞子さんの時は「和光」製で、佳子さまは「ミキモト」製で、それぞれ約2800万円だった。
愛子さまの成年行事も本来は誕生日当日の1日に行われてもよかった。しかし、前日に秋篠宮さまが誕生日を迎えられ、会見の内容が解禁に。案の定、眞子さんの結婚に話が及び、小室さんを「夫のほう」「娘の夫」と名指しを避けたことで、再び物議を醸した。
「ワイドショーは再び皇室報道一色になった。愛子さまの成年行事を誕生日から4日後にしたのは、ひと呼吸置く狙いもあったのではないか」(全国紙記者)
愛子さまの会見は年明けか、大学が春休みに入る3月に延びた。インターバルを設けたことで、宮内庁は“小室騒動”の余韻を完全に消し去りたい考えだ。すでにテレビ各社には米国で生活する小室夫妻のプライベートについて“取材NG”が通達されているが、今後も2人の動静報告は必要最小限にとどめられるという。
「宮内庁にとっては、言い方は悪いですが、小室騒動は目覚めの悪い夢のようなもの。愛子さんが成人になられたのを機に、再び皇室の栄華をお支えするためのスタートを切ったわけです」(同・全国紙記者)
もう1つ、余波を受けたのが「女性宮家」の問題だ。安定継承を目的としたもので「女系天皇」「女性天皇」の是非が俎上に乗った。
ところが、小室さんの出現とともに、議論は一旦、棚上げに。明治天皇の玄孫で政治評論家の竹田恒泰氏は6月、自身のユーチューブチャンネルで小室さんを「KK」と表現した上で
「KKが現れたから女性宮家の話が吹っ飛んだ。女性宮家をするってことは、すなわちKKが皇族になる。KKの子供が将来天皇になる。こんなもの通るわけないっしょ」
「KKの破壊力すげー。よくぶっ壊してくれたよ」
と持論を展開。今月の放送のテレビ番組でも
「小室圭さんが出てきたおかげで女性宮家(の議論が)止まったけれども、あの方が出てこなかったら進んでましたからね」
と述べた。
ひとまず終幕した“小室劇場”だが、愛子さましかり、女性宮家の問題しかり、しばらくは「後処理」に追われることになりそうだ。
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