下記の記事を文春オンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。
12月1日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが20歳の誕生日を迎えられた。
「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして、日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います。まだまだ未熟ではございますが、今後とも温かく見守っていただけましたら幸いに存じます」
と、ご成年に当たってのご感想を述べられている。学習院大学に初めて通学された際の装いや、愛子さまが新入生の中に溶け込み、和やかに会話されていたご様子をあらためて振り返る。(初出:2020/12/01 年齢、日付、呼称などは掲載当時のまま)
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愛子さま19歳のお誕生日に際して、桜色のボウタイブラウスに、控えめなワインレッドのハイウエストワイドパンツをお召しになったご近影が公開された。
10月24日、今年4月に入学した学習院大学に初めて通学された際の装いも深い印象を残している。愛子さまは、ネイビーのジャケットにオフホワイトのトップスを合わせられ、グレーのスカートとブラックのパンプスをお召しになっていた。水色が織り込まれたグレンチェックのAラインスカートがとても素敵で、若々しい装いだった。
スカートのデザインを引き立てるようなショート丈のネイビーのジャケットを選ばれたところからも洗練された雰囲気が感じられ、トップスにあしらわれた小さな花にガーリーなテイストも込められていたように思う。
愛子さまは、ジャケットから水色カーディガンへ
秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と次女・佳子さま(25)も大学の入学式ではシンプルなスーツをお召しだったが、愛子さまの場合は通学の日の佇まいということもあり、より日常のスタイルに近いものをお召しになっていたのだろうと思っていた。だが、新入生向けガイダンスなどに出席されたこの日、愛子さまは報道陣の前に姿を見せられた後、ジャケットからカーディガンへお着替えなさっていたようだ。
「学生の中にはスーツやジャケットを着ている人もいましたが、普段着に近いような格好の人が多かったように思います。その中で、愛子さまは柔らかなトーンの水色のカーディガンをお召しになっていて、新入生の中に溶け込まれていました。何人かで自然と会話が弾んだ時には『敬宮愛子です、よろしくお願いします』と自己紹介されたり、『スペイン語ですよね』と声をかけられたりしていました。マスクを着用されていましたが、愛子さまの弾むような笑顔が伝わってくるようでした」(学習院関係者)
愛子さまはLINEやインスタ交換の輪に……
愛子さまは日本語日本文学科で、日本文学講義や日本語学講義などを履修され、英語やスペイン語、スポーツ・健康科学なども学ばれている。なかでもスペイン語は、陛下が学習されていることもあって6歳の頃から親しまれ、オンライン授業では画面を真っすぐに見られるようセッティングに心を配られているという。日本文学やスペイン語など、ご自身の関心をじっくりと深められているご様子がうかがえる。
学習院大学では、今後もしばらくオンライン授業が続くようだ。初登校日は同級生と直接会うことができる貴重な機会となり、新入生たちはLINEやインスタグラムなどの連絡先交換をしていたというが、愛子さまはその輪に加わられないこともあったようだ。皇族としてのお立場を自覚なさっているのだろうと思った。
Aラインスカートや水色カーディガンから、愛子さまはガーリーなテイストをお好みなのではないかと拝察している。学習院女子高等科の頃は、「ラデュレ」の猫柄ビニールトートバッグをお持ちになって通学されていたことがあった。お弁当などを入れられていたのではないだろうか。淡いグレー地に、手鏡の中にうつった黒猫がプリントされた可愛らしいデザインだった。高校生にも人気のブランド「ケイト・スペード ニューヨーク」のピンク色の2つ折り財布をお使いになっていたこともあった。
ポップな花柄が人気のイギリスのブランド「キャスキッドソン」もお好きだったようで、「高校野球秋季大会」で学習院高等科と駿台学園高校の試合を観戦された際に、このショルダーバッグをお持ちになっていた。ゆったりとした白Tシャツの裾にフリルがデザインされたトップスに、デニム風のやわらかい素材“デニット”のミニスカートを合わせ、ポニーテールを若草色のシュシュでまとめられていたのも、愛子さまらしい装いだったように思う。これからは大学生として、どのようなファッションを楽しまれるのだろうか。
雅子さまと愛子さまが3週間も離ればなれに
思い返せば、愛子さまが報道陣に対しても明るい笑顔を見せられるようになり、ご成長ぶりが感じられるようになったのは、2年前の夏休みにイギリスの名門私立・イートン校のサマースクールへ参加された頃からではないだろうか。
愛子さまが車で羽田空港へ向けて出発されたときは、窓を開け、満面の笑みで何度も会釈されていて、イギリスへの短期留学を心待ちにされていたことがひしひしと伝わってきた。夏らしい短めの前髪がお似合いだった。3週間にわたる留学プログラムでは、ロンドン郊外に位置するイートン校敷地内の寮で、他の女子生徒とともに生活され、雅子さまと愛子さまが3週間もの長い間、離ればなれになるのは、おそらく初めてのことだった。
現在は、愛子さまが大学に入学されてご自身の世界を広げていかれる時期と、雅子さまが皇后陛下としての務めを果たされるようになった時期がちょうど重なり、お二人とも前向きなご姿勢で学業や公務に臨まれるようになったのでは、と私は拝察している。
雅子さまは「お健やかにお務めを果たされますように」
雅子さまは「立皇嗣の礼」で、17年ぶりに公式行事でおことばを述べられた。「立皇嗣宣明の儀」を終えられた秋篠宮ご夫妻のあいさつを受ける「朝見の儀」に臨まれ、ローブ・デコルテに勲章、ティアラという正装で「この度の御儀が滞りなく行われましたことを、喜ばしく思います。どうぞ、これからもお健やかにお務めを果たされますように」と述べられた雅子さま。その落ち着いたお声からは確かな自信が感じられた。
政府は、皇族の減少に伴う公務の負担軽減策として、結婚後の女性皇族を特別職の国家公務員と位置づけ、皇室活動を支えてもらうような制度を創設する検討に入ったという。「皇女」という呼称を贈る案が有力なようだ。
この新たな制度が創設されれば、愛子さまの今後にも大きく関わってくるだろう。安定的な皇位継承についての検討がどれほど本格的に行われるのか。多くの国民が注目している。
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