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別大マラソン2016 後半

2016年02月15日 | Run


今回のレースは、当初、これまでのレース同様、自己記録更新が目標でした。
なので、3時間17分切りですね。

ところが、年が明け、1ヶ月前のハーフマラソンで87分台の好記録に気を良くして、3時間15分に上方修正。

その後、フルのシューズ選択に頭を悩ませましたが、ハーフの実績を踏まえて、これまで慣れ親しんだスカイセンサーではなくスピードタイプのターサーに決定!

ターサーで過去撃沈した経験がありましたが、今回はチャレンジ精神で、ハーフマラソンのタイムを信じてターサーに懸けてみることにしました。

密かな目標は、ズバリ3時間10分。
計算上の平均ペースはキロ0430ですが、スタートロスを考慮すると、安全圏はキロ0429ペース。(これはスタート直後にロスタイムが大きすぎ、上方修正...)

あとは、GPSウォッチで、平均ペースを意識しながら走ること。

ネガティブスプリットは期待できないので、できれば前半に若干の貯金が欲しい。

具体的には10km~30kmはキロ0425のイーブンペース。

30km~40kmは、その貯金を食いつぶしながら耐える。
ラスト2kmは沿道の声援を糧に突っ走る!

という、いい加減な作戦でした(笑)

さて、レースレポートに戻ります。

20kmから30kmは、追い風を受け、快調にペースを刻みますが、27km通過のラップがキロ0432、慌てて修正し3分の2に当たる28km通過で、キロ0415。

ちょっと出入りが激しい走りですが、弁天大橋の手前で、本日の唯一の応援部隊からゼリーとアミミノバイタルの差し入れを受けます。

しかーし「ゼリーがでかーい!」
とても一回では食べきれず、徐々に軽くなるはずだったウェストポーチに突っ込みます(笑)

30kmを過ぎるとラップは0430を超えるようになり36kmではとうとう最遅ラップ0444を記録。

もう限界かなと思ったらところで、昨年に続き女神登場!

早い話が女性ランナーと並走することになり「こりゃ負けられない!」と、闘争心に火がつきました。

ストーカー走法は、ご迷惑をおかけするので、数メートルの距離を開けて1、2km並走し、40km過ぎて振り切ることができました。

35~40kmの、ラップは23:03。
予想通りの落ち込みですが、足が重くなり腕振りだけで走ったような感覚でしたので、まあ、よく耐えた方だと思います。

40kmを過ぎて、10分切りを確信!
この1年間のトレーニングを思い出しながら必死の思いで走りました。

今シーズンのフルは、この別大一本に絞り、一発勝負。
痛いのキツイの言ってる場合じゃない。
加えて、年齢も考えると、今走れるこのレースが最後で、最高のコンデションと思って望むようにしています。

沿道の大声援に押されながら、それをパワーに変え、必死の形相でゴールに飛び込んだのが冒頭の写真です。

ランナーズアップデートのデータは意外とイーブンに見えますが、キロごとには結構デコボコでした。

別大マラソンのコースは比較的フラットとはいえ、私レベルのランナーには、コース後半の陸橋や橋の高低差が結構堪えました。

トップランナーにとっては、なんでもない坂なのでしょうが、これがなかなか辛い。

しかし、残り400m程度を残し競技場のトラックに入ってくるときの気持ちは何とも言えないものがあります。

早くゴールにたどり着きたいような、ここへ来てまだまだレースを楽しみたいような、泣き笑いのような妙な気持ちになります(笑)

それでも、ゴールして、若いボランティアの学生さんにフィニッシャータオルをかけてもらう時、何とも言えないここでしか味わえない最高の充実感を感じます。

3時間を過ぎるような別大のヘタレランナーにご褒美のふぐ雑炊が残っているわけもなく、係員の方から荷物のある体育館方面をとっとと(笑)案内されます。

疲れて自分の指がうまく動かないので、体育館の近くで学生さんにお願いしゼッケンからタグを外してもらいながら世間話。

学生ボランティアの方は、初めて会うおっさんに「お疲れ様でした」と笑顔で応対してくれます。

学生さんの肩につかまりながら、
「おっちゃん来年も来れるかなぁ」と、独り言のようなこと言うと、
「自分は一年生なんで来年もいますから、是非また来てください」って、言ってくれました。

疲れ果て枯れ木のような初対面のおっさんに優しい言葉。

なーんか、ジーンときました。
年をとると涙腺が(T . T)

疲れでカラダはボロボロなのに、来年もこよっかな?と、思ってしまう単細胞なおっさんがいました。

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