2023年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第108作目は、日本の植物学者・牧野富太郎をモデルとするオリジナル作品。長田育江脚本X神木隆之介X浜辺美波主演「らんまん」第2週「キンセイラン」第10話見ました。
学問所が廃止され、新政府による小学校が開校した。初めて女子の入学も認められ、万太郎(小林優仁)は綾(高橋真彩)とともに小学校へ通うこととなった。しかし学問所で高度な学問にふれてきた万太郎にとっては、授業内容が簡単すぎてつまらない。授業を聞かずに教室の壁にかかっていた植物図や校庭の草花に夢中になっていると、ついに先生にこっぴどく叱られてしまう。そこで、万太郎は思いもよらない決断をする。
なるほど仁淀川への課外授業は、こんなくだりにしましたか。見事だわ。特に、万太郎が、実際にキンセイランを見て、「ゾクッときたき!文字では 心は震えんかったに!」に鳥肌、さらに蘭光先生が、「心が震える先に 金色の道がある。その道を 歩いていったら えい!」には龍馬に、続き、蘭光が万太郎の原点メンターになったこと。素晴らしい脚本です。さらに祐一郎を東京に行かせることで、万太郎が、いつの日か東京へ行くだろうとしたこと。小学校には万太郎が学ぶことはないと潔かったこと、さらに大人編への繋ぎの演出。久しぶりに素晴らしい繋ぎを見た気がしました。来週以降、万太郎の冒険が楽しみ以外なくなりました。
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