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ここは悪魔だけが住む禁断の地、悪魔ランド。その場所は人里離れた山岳地帯のとある洞窟の奥から繋がる別の次元にある。そこに住む大魔王デーモンはデモーニッシュという悪魔組織を操り人間世界の征服を狙うが、それを毎回ライバル種族の怪物族の王子に邪魔されていたりするのだが、そんな事で諦める大魔王ではなかった。毎回懲りないで幹部を人間界に仕向けていた。
大魔王の一人息子のデモキンは、そんな父親が自分に構ってくれないので寂しかった。
「パパは今日も忙しいの?」
デモキンは悪魔塾の塾長に訪ねた
「はい、何でも呪いの儀式に使う為の品を選ぶとかで…それより今日の講義ですが…ちゃんと受けてくれますよね?」
事務的な塾長の応え。
「少しぐらい遊んでくれたっていいのに…」
何となくつまらない。
話は少し遡る。
「王子様、今『変な歯抜けな先生だ・きっと歯と同じで間も抜けだったりして』と思ったじゃろ!ウシャシャシャ」
サタンは笑いながらデモキンの考えてる事を見透かした。
「え…僕以外にも…」
驚きながらもデモキンはサタンの顔を見る
「人の考えてる事が分かる魔力の事は誰にも内緒にしていた方がよいぞ。その力、悪魔族でも珍しいからの」
「…言われなくても分かってるよ。心の中ってある意味、一番見られたくない所だからね」
それ以上は何も話せなかった。
あの時は真面目に講義を受けていた。
しかし以前の悪魔塾の講義の先生サタンは人間界に出張して帰ってこない。
サタンにスペアの赤い魔法の杖を貰ったのは嬉しかった。
「今日の魔法の講義は…」
サタンの代わりに来た塾長は本を取り出して説明しようとした。同時にデモキンはサタンに貰った杖でテレポートした。
「そんなの後回しでいいよ。アシャクリバリタンキナパイポ!」
「王子!ああ…また抜け出してしまった。これだから子供の世話は嫌なんだ!」
場所は変わって。悪魔幹部の一人タイガーは一人でお酒のつまみらしい食べ物を漁っていた
色々あって今度こそ酒は止めると言いながら間食がやめられない彼の元に瞬間移動で出てくるデモキン。
「やぁタイガー!お久しぶり」
「ああ、王子様!いきなり部屋に入って来るなんて恥ずかしいです!わしの部屋散らかってる…」
「今更何だい。押入れもクローゼットも物にあふれているからすぐには片付けとか出来ないだろ?」
「一応これでもプライベートというのが…」
気まぐれな王子だから何を言っても向こうのペースに巻き込まれてしまう。タイガーは半ば諦めた。
「それよりタイガー。僕、新しい魔法を覚えたんだ!見てよ!」
デモキンが呪文を唱えたら煙とともに高級な感じのお酒が出現した。
「凄い!召喚魔法の応用でお酒を出せるなんて…わしには出来ない!」
素直に感動するタイガー。大魔王の息子だから魔力自体は高いらしい。
「今日は飲みたい気分なんだ。いっしょに飲まないかい?」
「王子様…わし酒は止めてるんで…」
「何?僕のお酒が飲めないというのかい?せっかくタイガーが酒が好きだと言ってたから魔法の練習したのに」
「でもわしは酒癖が悪いよ?」
そう言いながらもタイガーはデモキンの出したお酒を飲んだ。
「美味しいですぞ!」
タイガーは飲んだら大きな虎に変身する。
「やっぱり酒は止められないよねー僕も講義をサボるの止められないし」
2人は調子に乗りながら揃ってお酒を飲んだ。
「王子!いい加減に講義を受けて下さい!ああ…このままだと悪魔族の将来が心配…」
2人をやっと見つけた塾長はため息をついた。何を言っても王子は言う事を聞いてくれない。
「心配なのは講義を受けさせないとパパに叱られる自分の立場じゃないの?」
デモキンは塾長に対して見透かしたように言う。
その言葉に塾長はドキリとする。
「そんな事どうだっていいじゃないか。今日は魔法で何かを創り出す練習とか言い訳しておけば?
明日はちゃんと講義受けるからさー。ね?」
絶対口先だけだなとタイガーは思ったけど塾長をからかってる王子は何だか可愛いと思った。
大魔王の一人息子のデモキンは、そんな父親が自分に構ってくれないので寂しかった。
「パパは今日も忙しいの?」
デモキンは悪魔塾の塾長に訪ねた
「はい、何でも呪いの儀式に使う為の品を選ぶとかで…それより今日の講義ですが…ちゃんと受けてくれますよね?」
事務的な塾長の応え。
「少しぐらい遊んでくれたっていいのに…」
何となくつまらない。
話は少し遡る。
「王子様、今『変な歯抜けな先生だ・きっと歯と同じで間も抜けだったりして』と思ったじゃろ!ウシャシャシャ」
サタンは笑いながらデモキンの考えてる事を見透かした。
「え…僕以外にも…」
驚きながらもデモキンはサタンの顔を見る
「人の考えてる事が分かる魔力の事は誰にも内緒にしていた方がよいぞ。その力、悪魔族でも珍しいからの」
「…言われなくても分かってるよ。心の中ってある意味、一番見られたくない所だからね」
それ以上は何も話せなかった。
あの時は真面目に講義を受けていた。
しかし以前の悪魔塾の講義の先生サタンは人間界に出張して帰ってこない。
サタンにスペアの赤い魔法の杖を貰ったのは嬉しかった。
「今日の魔法の講義は…」
サタンの代わりに来た塾長は本を取り出して説明しようとした。同時にデモキンはサタンに貰った杖でテレポートした。
「そんなの後回しでいいよ。アシャクリバリタンキナパイポ!」
「王子!ああ…また抜け出してしまった。これだから子供の世話は嫌なんだ!」
場所は変わって。悪魔幹部の一人タイガーは一人でお酒のつまみらしい食べ物を漁っていた
色々あって今度こそ酒は止めると言いながら間食がやめられない彼の元に瞬間移動で出てくるデモキン。
「やぁタイガー!お久しぶり」
「ああ、王子様!いきなり部屋に入って来るなんて恥ずかしいです!わしの部屋散らかってる…」
「今更何だい。押入れもクローゼットも物にあふれているからすぐには片付けとか出来ないだろ?」
「一応これでもプライベートというのが…」
気まぐれな王子だから何を言っても向こうのペースに巻き込まれてしまう。タイガーは半ば諦めた。
「それよりタイガー。僕、新しい魔法を覚えたんだ!見てよ!」
デモキンが呪文を唱えたら煙とともに高級な感じのお酒が出現した。
「凄い!召喚魔法の応用でお酒を出せるなんて…わしには出来ない!」
素直に感動するタイガー。大魔王の息子だから魔力自体は高いらしい。
「今日は飲みたい気分なんだ。いっしょに飲まないかい?」
「王子様…わし酒は止めてるんで…」
「何?僕のお酒が飲めないというのかい?せっかくタイガーが酒が好きだと言ってたから魔法の練習したのに」
「でもわしは酒癖が悪いよ?」
そう言いながらもタイガーはデモキンの出したお酒を飲んだ。
「美味しいですぞ!」
タイガーは飲んだら大きな虎に変身する。
「やっぱり酒は止められないよねー僕も講義をサボるの止められないし」
2人は調子に乗りながら揃ってお酒を飲んだ。
「王子!いい加減に講義を受けて下さい!ああ…このままだと悪魔族の将来が心配…」
2人をやっと見つけた塾長はため息をついた。何を言っても王子は言う事を聞いてくれない。
「心配なのは講義を受けさせないとパパに叱られる自分の立場じゃないの?」
デモキンは塾長に対して見透かしたように言う。
その言葉に塾長はドキリとする。
「そんな事どうだっていいじゃないか。今日は魔法で何かを創り出す練習とか言い訳しておけば?
明日はちゃんと講義受けるからさー。ね?」
絶対口先だけだなとタイガーは思ったけど塾長をからかってる王子は何だか可愛いと思った。
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