以前「HDR写真2つの作成方法」でも書きましたが、HDR写真を作るには露出の異なる複数枚のJPEG画像か若しくは1枚のRAWデータ(DNGなど)が必要です。で、動きがあってブレが大きいものは1枚のRAWでしか作れない訳ですが、私は大体EV-1のもの(夜景などはEV-2の場合も)を使うのですが、他の露出で作った場合どうなるのかな?と思って実験してみました。
まずは基本となる5枚で合成したものです。
これはAuroraHDRでJPEG5枚を使っていますが、AuroraHDRでRAW5枚、LuminarNeoでRAW5枚の場合も変化はありませんでした。RAWだとJPEGより情報を持っているので変化するかと期待したのですが残念です。
ここからはAuroraHDRで1枚のRAWから作ったものです。
<EV-2>
<EV-1>
<EV±0>
<EV+1>
<EV+2>
全体的に5枚使ったものよりも色が浅く、薄ぼけた気がします。流石にEV+2は白飛びをカバーしきれなくなっていますが、
<EV+2の元JPEG写真>
ここからのリカバーの割には結構頑張っていると思います。なおこのJPEG写真はAuroraHDRでやっても
こうなるだけで全くリカバーは出来ません(^_^;) また残念なことにLuminarNeoでこのEV+2のRAWデータから作ると
AuroraHDRには全く及びません。同じメーカーのソフトで同じようなエンジンを使っているはずなのですが、やはり専用ソフトとアドオンのレベルの違いなのですかね。
ということで、HDRやるならAuroraHDRを入手し、JPEGだけでなくRAWも同時に撮っておくということが大切です。