Rosso Laboratory

「矢橋ホキVRM車両化計画」を支援する話(1)

さて、「3Dデータを作るためには、どのソフトを使うべきか」ということがまず問題になりますので、データの種類を決めるための最も重要な第一の推測。それは、

アイマジック社は「LightWave3D」を使ってモデリングをしている。

ということ。これがハズレたらミもフタも無いですが、多分大丈夫でしょう(笑)。


<推測理由>
最大の理由はコチラです。ちょいと古い情報なので、今でも「LightWave3D」を使っているのかということについては、コチラのIMAGIC Blog「第9号特急」を御覧下さい。

ポリゴンが四角形をしていますね。この四角ポリゴンというのは昔は比較的少数派で、私の知る限りでは「LightWave3D」や「trueSpace」といったAmiga出身の3Dソフトぐらいでしか使われていませんでした。今では「六角大王」や「メタセコイヤ」あたりも扱っているのでメジャーになったような気もしますが、普通、ポリゴンと言えば三角ポリゴンなんですよ。まぁこれがポリゴンモデラー系の特徴ということが言えるのかもしれないのですが、私はポリゴンモデラーは好きじゃないのでその辺の事情はよくわからんです。基本的にソリッド派ですから。


<今回久々に弄ったtrueSpace。こいつはソリッドモデラー>


<ポリゴンモデラー「メタセコイヤ」の画面>
六角大王やメタセコは殆ど弄ったことがないので、よくわからんが・・・。なお、フリーソフト版のメタセコではlwoは出力できない模様。

IMAGIC Blog内で「窓が多いと大変だ」とか「複雑な曲線があると大変だ」とかも仰っているので、ソリッドモデラーやスプラインモデラーに切り替えた様子は無いみたいですから、これはほぼ確定的でしょう。ソリッドモデラーなら「窓が多くても楽勝」、スプラインモデラーなら「複雑な曲線は大の得意」ですから(ならば、何故面倒なポリゴンモデラーをアイマジック社は使っているのか?については後日)

余談ではありますが、マニュアルの天球の説明部分に、
※空を生成する機能を持つソフトウェアにはライトウェーブなどの3DCGソフトがあります。
と「LightWave3D」を紹介していますよね。それに、VRMは「レイアウター」と「ビューワー」という2段構成になっていますが、「LightWave3D」も「モデラー」と「レイアウト」という2段構成になっているので、VRM自体(と言うかアイマジック社自体?)が根本的にも「LightWave3D」の影響が大きいと私は感じていました。こりゃもうライトウェーバーの世界ですな。


<推測からの結論>
よって、3Dデータを作るなら、まずは「LightWave3D」のオブジェクトデータであるlwoファイルを書き出せるものでなくてはいけないということです。

ただし「LightWave3D」の使い手ではない私にはよくわからない部分もあります。先に書いたように「LightWave3D」には「モデラー」と「レイアウト」があります。よって、それぞれにファイルフォーマットがあり、「モデラー」用がlwoファイルでオブジェクトデータなのですが、「レイアウト」用にもシーンファイルフォーマットがあるため、動輪等の可動部分は別のlwoファイルにしなくてはいけないのかもしれないということです。「モデラー」上で切り分けてもらえば良い気もしますが、この辺についてはよくわかりません。

後日書きますが、どうもアイマジック社は四角ポリゴンがお好き(ポリゴンモデラーだからということもあるけど)なようで、ストラクチャーを見る限りでは皆四角ポリゴンが使われています。よって、四角ポリゴンが扱え、lwoファイルを書き出せるものとなると、候補となるのは「六角大王」「メタセコイヤ」「Shade」あたりになるでしょうか。他のソフトでもいけるものもあるでしょうが、低価格帯のものだとこれぐらいだろうと思います。そりゃ「LightWave3D」があればベストですけど、比較的低価格と言われる「LightWave3D」でも10万円を超えますので、そんなに気楽に買えるものでもないでしょう。

<一応の候補>
「六角大王」or「メタセコイヤ」or「Shade」等のポリゴンモデラーとして機能し、lwoが出力できるものが必要。「LightWave3D」なら当然文句なし。

---*---*---*---

<以下雑談:色々なモデラー>

昔のAmapi3Dはポリゴンモデラーだった気がしますが、今のAmapiPROはNURBSモデラーなのかな? 「Shade」のProfessional版ユーザーは無料で英語版が入手できたので持っているんですが、使ったことが無いのでよくわからない(笑)。Amapi3Dはコンバーターに使っていたんですが、今のAmapiPROはlwo出力が無いみたいだし使えないかも。こうなると私が作るとすれば、やはり「Shade」かねぇ。


まさに粘土細工的なスプラインモデラーの「Shade」


CADの世界ではソリッドモデラー系が主流。自動車業界ならNURBSが無いと駄目ですが。

なお、「サーフェイスモデラー」という呼称もありますが、あれは「ソリッドモデラー」や「ワイヤーフレームモデラー」に対する呼び名で、「ポリゴンモデラー」や「スプラインモデラー」が「サーフェイスモデラー」の一部ということになります。つまり、「ポリゴン」や「スプライン」というのは制作手法としての分類であり、「サーフェイスモデル」というのは制作した成果物に対しての分類ということです。

次回に続く・・・既に誰も付いてこれない気もしてきたが・・・。

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コメント一覧

zio
六角大王はSTOPしておいてください。後で書きますが、ちょっと怪しい部分があります。
USO800鉄道
ご支援ありがとうございます。

>既に誰も付いてこれない気もしてきたが・・・。
私はその一人ですね。(笑
でも所々ですが多少なり理解できたつもりですので、きっといつかすべてが理解できると思いますので、引き続きご支援の程よろしくお願いします。

ちなみに私の六角は「ペパクラデザイナー2+六角大王SuperLE」でして、lwoファイルの書き出しが出来ないことが判明しました。
かといって、Lightwaveも高価ですので、実現化または有効と判断した場合は六角の最新版を購入しようと思います。
zio
多分「はじめまして」ですね。おいちゃんさん。ブログは結構永く拝見させてもらっているので「はじめまして」というのは何か変な感じもしますが(笑)。

おいちゃんもShadeをお持ちでしたか。安いし絵が綺麗だからVRM好きなら持っている人は結構多いと思うんですよね(使っているかどうかは別として)。しかし、あれは一朝一夕で使えるような代物ではないので多くの人が眠らせていると思います。2Dドローと3Dをやっていた私でもちょっとしたものが作れるようになるまで1ヶ月、そこそこ作れるようになるまでには3ヶ月ぐらいはかかりましたよ。まだ3DCG業界を目指していた頃だから出来ましたが、今からだとどうだかわかりませんね。

実際に私がモデリングをやる段階になったら、単純な作り方みたいなものは記事化するかもしれませんので、その時は引っ張り出してきて一緒にやってみると面白いかもしれないですよ。
おいちゃん
http://blog.livedoor.jp/idobatakaigivrm3/
はじめまして だかどうか忘れましたが IMAGICのソフトと使用してるPCに関しては,前に聞いた事あります。たぶんLightWave3Dかも知れませんね しかしShadeの一番安いソフト5年以上前に買ったけどね 結局一回も使えず箱の中で寝てますね 3Dは,独学で勉強は,難しいね 若けりゃ一番にハマってたと思うのですがね 手で描いた方が早いのでね 駄目なのね 使える方が羨ましいねえ~

ソフトを使いこなせなきゃ意味がないんだよね これVRM4をやらない理由のひとつです。

突然の書き込み失礼 でもなんとなくわかりますよ 言ってる意味がね 次回を楽しみにしてます。では,
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