らば~そうる “IN MY LIFE”

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2005.緊急提言というよりもひとりごと~埼玉西武ライオンズ投手陣再編成

2011-05-03 | 23.Baseball
 またまた唐突なタイトルですみません。

 プロ野球パシフィック・リーグで、目下単独最下位に低迷している
埼玉西武ライオンズ。ここまで不本意ながら予想通りの展開になって
います。巷では「投打が噛みあわない」「監督の采配」云々が噂され
ていますが、最大の要因は、「投手スタッフ整備の失敗」ではないで
しょうか。特に「中継ぎ陣の力量不足」は目を覆うばかりです。

 ライオンズの中継ぎ陣の不安定さは今シーズンに始まったことでは
ありません。伊東監督の時代からその傾向がうかがえ、渡辺監督就任
と同時に「見事に花開いた」といえます。

 昨年の終盤に、マジックを点灯させながらもホークスに逆転された
屈辱はファンはもちろんのこと、選手達も記憶に新しいことでしょう。
その時に、ホークスの主将である小久保選手から

 西武の中継ぎならばなんとかなる

 というニュアンスの、なんとも悔しいコメントをいただきました。
しかし、事実そうであったのですから返す言葉もありませんでした。
そして、その経験を果たすべく、2011年のシーズンを「球団ともども
スタート」するはずだったのですが、中継ぎ陣の顔ぶれに大きな変動
はありませんでした。さらに驚くことに、新人の大石投手や二年目の
菊池投手を開幕当初一軍に登録し帯同させていたのですから・・・。
大石投手はオープン戦での投球内容で明らかのように変調をきたして
いました。

 「これはいかん。昨年と同じシーンを繰り返すだろう」と予想しま
した。そして、現時点でその通り展開されています。一ファンとして
なんとも心苦しい予想と結果です。出来ることならばハズレて欲しい
ところ。

 しかし、そんなことも言っていられません。目の前の事実を厳粛に
受け止めた上でこれからのことを考えましょう。渡辺監督自身

 ライオンズは先発を崩せばなんとかなると
 思われているので
 そのイメージを取り除かなければいけない。

 と 4月30日のファイターズ戦終了後にコメントしています。監督の
言葉を受けて議論を展開してみましょう。

 どのようにして(悪い)イメージを取り除くのでしょうか。

 これには、短期的な策と長期的な策があります。長期的な策はライ
オンズというチーム・コンセプトの確認、見直しやそのための編成や
育成のハナシになるので、別の機会で議論したいと思います。まず、
「今シーズンをどのようにして戦うか」です。

 相手チームにそのように(中継ぎのレベルが低い)と思われている
のですから、顔ぶれを変えましょう。同じ投手で対応していくことも
必要ですが、現状その質が急激に向上するとも思えません。 5月 3日
終了時点のスタッフを確認しましょう。

 先発 :涌井、帆足、西口、牧田、石井一
 中継ぎ:グラマン、ミンチェ、平野、星野、藤原、岩崎
 抑え :岡本篤

 渡辺監督は再編成に乗り出しているようです。4月末、不調の長田
投手を落としました。そして本日、先発としてスタートした平野投手
を中継ぎで登板させました。よく「中継ぎに降格」という言葉を聞き
ますが、これは間違っています。「中継ぎ」の役割はたいへんであり
「先発失格→中継ぎ配置転換」というものではありません。さらに、
不振の藤田投手、肘痛のシコースキー投手を抹消し、藤原投手と岩崎
投手を登録しました。その動きは評価しますが、この構成では相手の
ライオンズ中継ぎ陣に対するイメージは変わらないでしょう。

 このような案はいかがでしょうか。先発陣のなかから1名中継ぎに
配置転換しクローザーかセットアッパーとして投げてもらうのです。
ライオンズの黄金時代に東尾投手や郭投手がチーム事情から抑え投手
に回ったことがあります。東尾投手はその「投球術とハートの強さ」
郭投手はその「キレのある球」で相手を抑える感じでした。その観点
から「1名」を考えると涌井投手になるのかなとも思います。無論、
突飛な案かもしれません。しかし、これくらのことを仕掛けていかな
ければならない危機的状況にあると思います。間もなく岸投手が復帰
しますので、5月から交流戦終了までの再編成案は以下の通りになり
ます。

 先発 :岸、石井一、帆足、牧田、西口
 中継ぎ:岡本篤、グラマン、星野、ミンチェ、平野、野上
 抑え :涌井

 交流戦終了以降は以下の通り。夏場の疲労を考えると12名の登録が
必要になるのではと予想しています。

 先発 :岸、石井一、平野、帆足、牧田、西口
 中継ぎ:岡本篤、グラマン、ミンチェ、星野、野上(菊池)
 抑え :涌井、(大石)


 いかがでしょうか。

 また、投手陣だけに目がいってしまいますが、実は捕手の存在感や
力量による影響も大いにあります。やはり、細川捕手の移籍は現時点
でマイナス方向に働いてしまっているようです。捕手については簡単
にいきませんので、今シーズンは光山コーチの指導の下、銀仁朗選手
が頭の中を整理しながら進んでいくしかありません。辛抱です。

 

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