らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

697.情報システム構築(#6:士気の高揚)

2007-10-03 | 61.Business
 バックナンバーはこちら→#1(はじめに)
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            →#4(品質)
            →#5(コスト)


 前回まではプロジェクトにおける管理要素の基本三要素について、
お話をさせていただきました。今回から少しだけ肩の力を抜いてお話
を展開いたします。まずは、「士気の高揚」についてです。

■士気の高揚

 一時期、あるいは現在でも「プロジェクトを遂行する上で大事なの
は『気合』だ~」という考え方があります。確かにそうです。しかし
気合は必要ですが、それだけではプロジェクトはうまく遂行しません。
もちろん、プロジェクトを取り巻く環境、ステーク・ホルダー、さら
にはプロジェクトの目的の明確化とメンバーへの浸透やプロジェクト
マネージャーがデザインする戦略・戦術、プロジェクト遂行を支える
技術・方法論も必要です。しかし、それでもなお「気合」は必要です。
「気合」という言葉を換言すると、この場面では「士気」になります。

 プロジェクトの要員構成の最小単位である一人ひとりの仕事の効率
を最もよくするためには、一人ひとりが自らの実力をレベル・アップ
させようとする意欲がある前提のもと、プロジェクト・マネージャー
やリーダーによって、彼らの活躍する現場の環境が整備されることが
必要だと考えます。みんなの士気を高めてあげることにつきます。

 プロジェクト・マネージャーやリーダーは、まず自問してください。

 オレには、気合が入っているのか?

 プロジェクト・マネージャーやリーダーの「やる気」は、グループ
やチーム全体の雰囲気を盛り上げます。グループやチームに「勢い」
が出てこなければ、それは欠陥のあるプロジェクトであり、プロジェ
クト・マネージャーやリーダーとしてプロジェクトを遂行している人
物は「(そのプロジェクトにおいては)失格である」と評価されても
しかたがありません。

 「勢い」とは、プロジェクト要員一人ひとりの心が弾み、グループ
やチームが活性化し、プロジェクトの立ち上がり期間を経て「生産性」
が目に見て向上してくる状態です。

 プロジェクトにおいて、このような時期は必ずあります。問題は、
「その状態をいかに持続させるか」にあります。これを実現できるか
否かという分岐点がありますが、そこにプロジェクト・リーダーたる
力量というものが影響してくるのだと考えます。

 次回は、「指示の明確化」についてです。



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