ザ・ビートルズの曲の中で最も好きで聴いた回数が多い「ひとりぼっちのあいつ」。なかなかの邦題だ。
それはさておき、この曲はジョン・ポール・ジョージの3声によるハーモニーが美しい。最初に聴いた
時の衝撃は今でも忘れられない。さらに各パートをダブルトラックにてレコーディングすることにより、
分厚いコーラスの塊が聴き手を圧倒する。
演奏面で秀逸なのが、ポールのベースだ。バンド用の採譜では紙面の都合で「リフレイン」を用いるの
だが、この曲に関してはオーケストラのスコアのようだ。同じラインではなく、微妙に変化させている。
同時期の「Day Tripper 」も然り。ポールのポールたる所以である。
何? リンゴのドラムスはどうよ?
2023 Mixが出た。もう何もオドロかないよ。新たな発見もないよ。だって、あれだけ聴きつくしたんだ
もん。
大きな誤りだった。このミックスはリンゴのドラムス、特にバスドラがよく聴こえる。「ひとりぼっち
のあいつ」もそう。そして、ポールのベースと同様。リンゴのバスドラをぜひ聴いて欲しい。Aメロ、B
メロ間でうまくリズムを使い分けているのだ。こんな音が聴こえるようになるのも技術の進歩。まだまだ
何があるかわからない。ザ・ビートルズに関しては。
それでは、お聴きください。
Nowhere Man (2023 Mix)
HERE
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