【写真:函岳山頂から日本海を望む 2004年09月21日17時46分撮影】
2003年、通行止だった「美深歌登大規模林道」。今回(2004年)は
リベンジである。しかも、大々的に道北屈指のロングラン林道たちに
挑むことにした。「風烈布林道」「道道 120号線旧道」「美深歌登大
規模林道」そして「函岳レーダー道路」である。走破距離は、函岳線
の往復を加味すると約80kmである。
「風烈布林道」。「ふーれっぷ」という響きがワイルドで好きであ
る。枝幸町の国道 238号線から進入する。名前からワイルドさを期待
するも、ジャリダートで道幅は比較的広くフラット。おそらくオン車
でも楽勝であろう。
風烈布林道を走破すると、道道 120号線の天の川トンネルの仁宇布
側に出る。素直に天の川トンネルをくぐり美深歌登大規模林道に入っ
てもよいのだが、やはり「りんだ~」たる者、妥協せず「道道 120号
線旧道」を通ることにした。
この旧道は、天の川トンネルが開通と同時に、上徳志別と仁宇布を
連絡する役目を終えひっそりと廃道状態になっている。役割的には、
紋別・遠軽エリアの「丸立峠越林道」「金八峠越林道」と同様である
と推測するが、この両林道に比るとこの旧道の峠越えは、オン車では
けっこうハードであると思われる。
360度の壮大なパノラマ
「美深歌登大規模林道」と本題の「函岳レーダー道路」は、いわば
セットである。函岳レーダー道路(加須美峠函岳線)は、大規模林道
の中間、加須美峠から函岳山頂標高 1,129mへ向かう林道である。
大規模林道を上徳志別側から入ったのが 16:00頃。このエリアの日
の入りは、9月下旬で 17:30頃。今日は快晴である。是が非でも函岳
頂上で夕暮れの利尻富士を眺めたい。そんな思いが車を前へ走らせた。
加須美峠に 17:00過ぎ到着。なんだ楽勝だと思いきや、ここから函岳
がやたら長い。函岳レーダー道路は、植物の景観の変化が見どころの
林道である。入り口付近では樹林帯であった道が、しだいにハイマツ
やクマザサの群生へと変化していく。この頃になると視野が広くなり
函岳山頂のレーダーが見えてくる。左手は夕暮れ特有の黄金色の絶景。
しかし、函岳山頂へなかなか到達しない。やがて高い木がなくなると
函岳山頂駐車スペースに到着。もう太陽は沈みかかっている。私は、
なかば鬼の形相で駐車スペースからレーダー施設のある函岳山頂へと
突進するのであった・・・
ぎりぎりセーフ。ちょうど藍色のシルエットの利尻富士から西方の
海に沈む夕陽が目の前に。「360度の壮大なパノラマ」とは、この
ためにあった言葉であろう。それほどこの視界は素晴らしかった。
日本海に沈みゆく夕陽 →Click
函岳山頂の「絵にも描けない美しさ」をしばし堪能した後、今来た
道を戻り加須美峠から美深班渓側に向かうのであった。向かうは紋穂
内の「森林公園びふかアイランド」である。
【北海道】函岳レーダー道路
■走行日 :2004年09月21日
15:30~19:30
■天候 :快晴
■気温 :6℃
■通行回数:2回目
■ひとこと:快晴夕暮れ時の函岳山頂は絶景!
ピヤシリは2度トライしてるのですが、工事中やら道間違いやらで山頂まではたどりつけたことがないし。
しかしもって、日暮れの林道。夕日はかなりの感動モノには違いないですが、帰り道はかなり恐怖感ありですな。
かつて日暮れ後に塩別滝ノ湯温泉から丸瀬布に抜けようと地元の人に道を尋ねたら、禿げしく「やめとけ!」と言われました。(笑)。ちなみに1300cc前駆セダン車。
話は若干それますが、林道によく付き物なのが「廃村」「廃墟」。おそらく興味あると思われるこんなリンク集
http://www.din.or.jp/~heyaneko/0haiweb.html
もありましたのでご紹介しておきましょう!
さすがの私でも日暮れ後はたとえ夏場でも躊躇というか
踏み込みません。(^^;
滝ノ湯から丸瀬布ということは
上武利林道を通ることになるのでこれはハード。
パンクのリスクも考えると無謀ですね。
現に私は神門の滝事件でパンクの恐怖を経験しました。
ディスク外れちゃうし。
リンク集の中にはすでに訪問したサイトもあります。
ありがとうございました♪