【SINGLE 「涙のかわくまで c/w 嘘は罪よ」】
幼少の頃、実家で最初に見たレコードがこのシングルだったように
記憶しています。シングル1枚が330円の時代です。「涙のかわく
まで」。歌っているのは「♪菊正~宗~」のCMで有名だった(って
知らんか)西田佐知子さんです。この曲をリリースする前にウーゴー
ブランコの「コーヒー・ルンバ」をカヴァーしていました。
カヴァーといえば、当時大流行でした。記憶にあるのは以下の通り。
(括弧内はオリジナル・アーティスト)
飯田 久彦 「ルイジアナ・ママ」 (ジーン・ピットニー)
坂本 九 「ステキなタイミング」(ジミー・ジョーンズ)
中尾 ミエ 「かわいいベイビー」 (コニー・フランシス)
弘田三枝子 「ヴァケーション」 (コニー・フランシス)
余談ですが、後の『オール・ナイト・ニッポン』二部のパーソナリ
ティだった谷山浩子さんが、何かのコーナーでこの曲を採用していま
したね。なぜだったんだろう・・・。
レコードの裏ジャケを見てみましょう。どれどれ。お。譜面が印刷
されているではあ~りませんか(【画像中の①】)。それもコード・
ネーム付きで。これなんです。衝撃的な出会いは。譜面上にある「♭」
とか「#」とか「Gm」などの記号に興味を持ってしまったんですね。
耳ではGS、目では西田佐知子さんのシングル・レコードがわたしの
その後の人生を決定付けました。音楽に興味を持った瞬間です。
裏ジャケをさらによく見てみましょう。タイトルの上で「流行歌」
(【画像中の②】)とありますね。「流行歌」という言葉は現代では
もう死語でしょうか。そして、演奏時間の短さ。なんと「二分三八秒」
(【画像中の③】)でっせ。おくさま。「ゾォ~シルシショオォォ~」
でおなじみの玉置宏さんら当時の司会者が、「歌は三分間のドラマ」
なんて語りを入れていたのもうなづけるというものです。
流行歌よ、永遠なれ♪
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っていうのがありましたね~
玉置宏さんがイントロにのせて言う言葉がまたイイ。
昭和ですね…
昭和は遠くなりにけり・・・
玉置さんは当時、若手歌手(美樹克彦、西郷輝彦など)
を「クン」付けで呼んでいましたね。
司会者って「かっこいいな」と幼な心に思いました。