でこのブログ☆私好みの宿日記

ネコのこと34

https://blog.goo.ne.jp/rugby67170613/c/ac8e227bba363c58ada56d64fd886ed1

前回の「ネコのこと33」で書いた飼い猫ミニの病気の話し

そのミニが

昨日の明け方、息を引き取りました。

悪性リンパ腫だとわかり、ちょうど半年。

とうとうこの日がきてしまいました。

8歳でした。

抗がん剤を打つと

胸の影が消えて息苦しさが治まり

元気になるので

迷いながらも半年間続けましたが 

その効果も最初は4週間だったのが

3週間になり

2週間になり 

 

最後は1週間しか効かなくなり

すぐ再発。

元気でいる1週間の為に、毎週抗がん剤を打ち続ける事

1回トータルで37500円というお金もそうですが

それよりなにより

それが本当にミニの為になるのか?

最初の頃こそあまり大きな副作用は感じられずでしたが

8回9回と繰り返すうちに

やはり身体へのダメージは大きいようで

横になっている時間が長くなり

抗がん剤の影響なのか

味覚が変わり

今まで好きだったフードを食べなくなり

やっと食べてくれたかと思うと

パタっと食べなくなる。

好きだったウエットを残し

カリカリばかり食べたりと・・・

でも食べてくれるだけで嬉しくて

体力を付けさせるためにも

いろんなフードを取り寄せ

あれこれ日替わりで

与えていました。

封を切って1口食べただけで

それっきりのカリカリが

一体何袋あるか。

真ん中に写っている缶の中には

色々な会社のカリカリが入っています。

そんな頃から

期待していたサプリも

一切食べてくれなくなりました。

治らない病気なら

もう延命でしかない抗がん剤をやめて

「看取り」に入ってもいいのではないか?

本当に悩みました。

毎日毎日悩みました。

寝ても覚めても

その事ばかり考えていました。

それでも

先生から縦隔型リンパ腫の最後は

胸に水が溜まりとても苦しむので

安楽死も視野に入れておいた方がいいと言われると

怖くて、止める事が出来ずにいました。 

しかし、再発するまでの期間が短くなってきたので

先生にすすめられ

強い抗がん剤を打ったのが

9月5日。

そのあと、本当に身体がダルそうで

食欲も落ち、顏も生気がなく

その様子を見て

もうこれで終わりにしよう・・・と

やっと決断。 

抗がん剤を止めたら

あとはもうどんな事があっても

受け止めて

あとは看取ろう。

本を読み、心の準備も。

そして

ミニは

それから

1週間で亡くなりました。

早かった。

とても早かった・・・

あんなに悩んで迷ったことが

たった1週間で終わってしまった。

この決断が良かったのか

抗がん剤を止めなければ

暫くは生きられたかもしれず

あれこれ思い

後悔し

今も心が揺れています。

先生から最後は安楽死も視野に・・・と

聞かされていた通り

最後の日は

ものすごく呼吸が苦しそうで

溜まったタンを苦しそうに吐き出し

辛過ぎて見ていられず

本当に辛く長い1日でした。

だんだんと動けなくなり

少しずつ衰弱していくのなら

静かに見守る事も出来ますが

苦しいので抱っこも嫌がり

肩や口で呼吸をする姿は

見ていても辛く

先生の言う「安楽死」という言葉が

頭をかすめました。

最期の最期、夜中の3時頃

弱ってフラフラになりながらも

私のベッドのところに

荒い呼吸なのに

最期のお別れに来てくれた姿は

今も忘れられません。

 

その後、しばらくして息を引き取りました。

静かに逝くというより

最後の顏があまりにも苦しそうだったので

最終的には呼吸困難の

窒息死で亡くなったのではないかと。。

そんなに苦しめてしまった自分を責めて責めて

もっと早く安楽死の選択もあったのではないかと思い

泣けて泣けて・・・

 

もう明日からは

朝早く診察券を入れに並ぶ事もない。

病院の待合室で、祈りながら検査結果を待つ事もない。

病院の帰り道、車で中で泣く事もない。

ミニの様子を気にして姿を探す事もない。

食べるご飯の量に一喜一憂する事もない。

ネットでフードを探す事もない。

外出から戻って、玄関を開けた時

いつも玄関前で待っていてくれるのに

そこに姿がないと

調子が悪いのではないかと

不安になる事もない。

闘病ブログを読みあさる事もない。

そして・・・

旅行だって、もういつでも行ける。

でも・・・

それもいいから

やっぱ生きてて欲しかった。

3頭が2頭になったら家の中がとても静かで。

こうやって3頭で遊ぶ姿はもう2度と見られない。

 

最後に少しだけ舐めた「エナジーチュール」の空き袋と

ミニの白黒の毛を少しだけカットし

形見にしました。

火葬はしないと決めていたので

昨日の夕方、家族みんなで庭に埋葬しました。

私の部屋からよく見える場所です。

 

さようなら、ミニ。

8年間ありがとう。

コメント一覧

でこ
ふみさんへ
ミニと交代で誕生した娘の赤ちゃんが
今の私を癒してくれてます。
この子を抱っこしながら
ミニの写真に毎日話し掛けてます。

優しいお言葉ありがとうございます。
ふみ
でこさん、お辛いのにお返事ありがとうございました。

私もこんなこと言いながら、とらを見送ったばかりの頃は、「もっとああしてあげればよかった。」とか、「もっとこうしていたらもっともっと長く生きられたかな。」とか後悔して泣いてばかりでした。

猫友さんも皆さん、亡くした後に後悔が尽きないとおっしゃいます。でも、それってその子のことを心から愛しているからなのですよね。
でこさんも、ミニちゃんのことを愛しているから、もっとこうすればって思っちゃうのですよね。そんなに愛されているミニちゃんは本当に幸せです。

10歳でも20歳でも、愛する子を亡くした悲しみは同じだけど、若ければ若いほど、後悔は大きいような気がします。8歳で見送るでこさんは辛かったことと思います。

例え他の猫がいても、亡くしたその子の形にぽっかり空いた心の穴は、その子しか埋めることはことはできないと私は思っています。
とらを亡くした穴が埋まることはないけれど、ゆっくり時間をかけて、とらの思い出も楽しいことばかりを思い出せるようになりました。はじめは、でこさんと同じで写真も闘病記も辛くて見ることができませんでした。
どうか、お身体に気を付けて、少しずつ復活してくださいね。
でこ
ふみさんへ
優しいお言葉、ありがとうございます。
読んでいて、また泣けてしまいました。

8歳で亡くなっても
19歳で亡くなっても
やはり愛猫を亡くすのは辛いものですね。

以前「15歳で亡くなりました」という方と話していて
「15歳まで生きたら大往生ですね」」
・・・なんて答えていましたが
今思えば、15歳だろうと20歳だろうと
いくら長寿の子でも
やっぱり亡くなる事はとても悲しいし
何歳だからどうこう・・・なんて
簡単に割り切れるものではないと痛感しました。
こんな保護活動をしていながら
飼い猫を看取ったのが初めてなので
今回は良い勉強になりました。

ふみさん~☆
メッセージ本当にありがとうござました。
ふみ
でこさん、今ブログを拝見し、ミニちゃんのこと知りました。
文章を読んでいて、自分がとらを見送った時と重ねてしまい、悲しくて悲しくて涙が止まらなくなりました。
きっと今はお辛いと思い、かける言葉がみつかりません。

私も猫ブログをやっていて、たくさんの猫友さんがいます。皆さん、どんな見送り方をしても、後悔が残らないことはありません。私も、19歳という、一般的には大往生と言われる看取りでしたが、後悔はたくさんあります。どうか、ご自分を責めたりしないでくださいね。
でこさんがミニちゃんのことを思って決めたことはきっと正しいです。ミニちゃんもきっと感謝していますよ。

うちのとらも病院が大嫌いでしたので、最期は自宅でと決めていました。特に大きな病気もなく、老衰での最期でした。脱水を起こすと苦しむと先生から言われていたので、点滴だけは続けましたが、最期の数日はとらが嫌がることは一切せず、自宅で見守りました。

今はとにかく辛いと思いますので、たくさん泣いて、ゆっくり、ゆっくり元気になってくださいね。
お身体にはくれぐれも気を付けてくださいね。
でこ
cielyzrさんへ
お言葉、ありがとうございます。
cielyzrさんも8月に愛犬を亡くされたんですね!
長い闘病も辛いですが
突然逝かれるのも心の準備がない分
とてもお辛いでしょうね。。。

ミニは触られたり構われたりすることが大嫌いで
ツンデレどころかツンツンの猫でした。
そんな子なので写真も極端に少なかったのですが
病気になってからの半年間は
写真や動画を撮りまくり
私の心の中に、ミニを刻みこみました。
闘病日記も書いていたのですが
もう今となっても辛すぎて
読み返す事もできず
撮り貯めた写真を見る事もできません。
動物病院の診察券を見るだけで泣けてきます。
なので、もうあれこれ考えない事にしました。
cielyzrさんも私と同じ気持ちだと思うと
少し安心しました。
どうかご主人にも宜しくお伝え下さい。
でこ
なおよへ
私も最初は「安楽死」なんて
絶対考えられないと思っていたけど
目の前で本当に苦しそうなミニを見ていたら
この苦しさを早く取り除いてあげたい!と思い
もう病院に電話をしようと思ったの。
その時、なつみが
「びびりのミニが大嫌いだった病院へ
こんな状態で連れていくのは忍びない。
それに病院ではなく家で死なせてあげたい」と
強く言うので、結局思いとどまったの。

ミニは本当に病院嫌いで
私がキャリーを出すと
押入に隠れて、出てこなかったり
入院中は、酸素室の中で固まって
一切ご飯も食べなかった子だったので
そんな病院へ最後の最後に連れていくのは
確かに可哀想だと思った。

最終的に何がミニの為に一番良かったのか
今でも分からないけど
なおよの言う「デコが悩み手を尽くして
精一杯してあげられた」
これだけは満足してる。

今でも、ミニがもう家にいない事が
ウソみたいで、ついつい部屋の中を
探したり、ご飯の時に名前を呼んじゃったり
・・・・まだまだペットロスから
立ち直るには時間が掛かりそう。
cielyzr
泣けて、泣けて
読んで号泣してしまいました。

私も8月に愛犬を突然亡くしてしまったので
闘病の時に悩む気持ちや、亡くした後の後悔、そしてその後の寂しさ、でこさんの気持ちが手に取るようにわかります。
誰でも大切な人を亡くす事は辛い事ですが
ペットの場合人間よりも闘病に対してはシビアですよね。
病状も正確には伝わらない、検査するにしても人間のようにはいかない、まして治療に至っては・・・いろいろな面で難しいです。

今も心の中で葛藤があります。
でもいつまでも悔やんでも亡くなった仔は
帰ってこないので考えない事にしました。
それでも何故ここに居ないのか?
泣けてきます。

ペットロス、お互いに乗り越えましょう。

※ 私より先にこの記事を読んだ夫も泣きながら読んだそうです
Naoyo
読む度に涙が出るよ

安楽死すべきなのかどうなのか、、、、
私もやっぱり悩むと思う
ミニにしてみれば楽だったかも知れない
でも、目の前で親の自分が命を断ち切るなんて
とてもとても、、、、

悩むよね

一つ「良かった探し」とすれば
それは、そうやってデコが悩み手を尽くして
精一杯してあげられた事
デコ自身が健康で最後まで看取って
あげられたんだもの
これは、何よりだと思う
してあげたくても出来なかったら最高に辛い
自分に重ねても、よくパルを撫でながら
「元気で長生きしてね でも、私が世話をしてあげれる
うちに逝くんだよ」
なんて呟く すっごく不安になったりするし

新しい命を迎えて、静かに身を引いていったミニ
8才は若い 悲運だ
やっぱり涙が止まらない
でこ
アリスさんへ
ありがとねー
まだダメだね。。
思い出しては泣いてばかり。
写真見るたびに泣けてくる。
昨日動物病院から立派なお花が届いたのよ。
50万も使ったから当然か?!苦笑

今まで保険に入る事なんて考えてもなかったけど
今回あまりにも医療費がかかったから
他の子も保険入ろうかと思って…

まだ13歳と2歳がいるから
あと2回こういうお別れを経験しなければ
ならないかと思うと、これ以上猫は
絶対飼わないぞ!と思ったよ。
アリス
でこさん、本当に辛かったね。
でも半年の間、精一杯看病して頑張ったから
愛は通じてる。8才はパリスが亡くなった
年齢で若すぎるけど、幸せな人生だったと思うよ。

最後は挨拶に来てくれたんだね。パリスもそうだった。
きっと虹の橋で待っていてくれるよ。

これからは新しい命も産まれるし、ベビーを
天国から守ってくれる存在になるんじゃないかな。

これからは、ちょっとゆっくり休養してね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ネコのこと」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事