河北新報電子版 朝刊
令和5年10月6日 23/28
4日朝7:30頃に秋田県三郷町の畳店作業小屋にクマが入っているのを発見し、町役場職員がシャッターを下ろして閉じ込めた。
日没後に捕獲用檻(おり)を仕掛け、一旦待機し、5日朝5:30頃に1台に1mの親熊が、50cmの子熊2頭が別の檻に入っているのを確認し、午前7:15にクレーンでトラックに収容して移動、その後駆除した。
町役場の課長は、今年は目撃情報が多く、山と人里の緩衝地帯の草刈りなどを徹底し、人身事故が起きないように注意していくと語った。
現場となった小屋は町役場から300mの距離にあり、中間には認定こども園があって、発見後に登園を見合わせていた。
5日の7時過ぎには保護者にメールで業務再開を連絡した。
今年は昨年のブナの実などの豊作があって、出産になった子熊が多いと予想されていた。
頭数全体で20パーセント程度増加したと見られており、昨今の状況から棲息数は飽和状態と思われる。
捕獲したクマを山に返しても、今年の夏の猛暑などもあって、餌となる木の実やキノコ類などは著しい不作と思われることから、再度人家近くに降りてくる可能性も高い。
国内の野生動物飼育可能な動物園なども、収容は限界になっているようで、現実的には捕獲したクマの生存させる方策が無い。
駆除する以外に無かった。
九州地方には現在はツキノワグマの棲息は確認されていないが、少数の生存はある可能性は考えられる。
四国地方では20頭前後の棲息数と思われる。
これらの地域では、ツキノワグマはさらに多くの頭数は棲息出来る環境が残っていると思われるので、全国的に自然保護などの専門家による野生動物管理システムができているなら、全体でのバランスを見ながら、移動放獣は可能になるだろう。
既存の生物の生態系維持は、人間にとっても、理想的な生育環境を保全する大切な意味がある。
共存関係にあった野生動物との関係は、大きな目で考えるなら、相互依存のように互いに守り守られて数百年数千年という時を過ごして来た。
明治時代に絶滅したニホンオオカミやエゾオオカミが生態系の頂点に位置していたはずなのに、絶滅後も変化が少なかったと考える人もいるだろう。
だが、確実に変化は起きていて、鹿などの棲息数などに大きく影響を及ぼしている。
あるいは極論を言うなら、少子高齢化はオオカミの絶滅によると言い換えられるかも知れない。
風が吹けば桶屋が儲かる、などの類の言説では無い。
少子高齢化とオオカミの絶滅に直接の関係はないが、自然や生態系破壊は自然環境を著しく変化をさせ、間接的には多様な要因に繋がって、人間の住みやすさを壊して来たはずである。
多くの山は大規模なソーラーパネルの設置によって、ツキノワグマの棲息環境を破壊し、人里へと追いやっているのではなかろうか?
一気に20パーセントもの棲息数増大が、かつてなら、数年間で餌不足をもたらせ、自然淘汰で棲息数調整が行われていた。
急速な環境破壊により生存の緩やかなクッション作用を奪ったがために、増えた頭数を収納出来なくなった。
住民にも不幸だろう。
動物たちにとっても大きな不幸をもたらせた。
要因は多様であっても、いくつかに収斂する。
最大要因はソーラーパネルだと思う。
今年は大きな悲劇は少なかった。
だが、来年以降もそうだとは限らない。
できることは、自然環境の管理システムの構築である。
勝手気ままな開発が、これほど急速に進むことは想定外。
吸収できる程度の環境保護の管理システムを作らないままに、破壊し続けたその後の反動が、私は怖すぎる。
令和5年10月6日 23/28
4日朝7:30頃に秋田県三郷町の畳店作業小屋にクマが入っているのを発見し、町役場職員がシャッターを下ろして閉じ込めた。
日没後に捕獲用檻(おり)を仕掛け、一旦待機し、5日朝5:30頃に1台に1mの親熊が、50cmの子熊2頭が別の檻に入っているのを確認し、午前7:15にクレーンでトラックに収容して移動、その後駆除した。
町役場の課長は、今年は目撃情報が多く、山と人里の緩衝地帯の草刈りなどを徹底し、人身事故が起きないように注意していくと語った。
現場となった小屋は町役場から300mの距離にあり、中間には認定こども園があって、発見後に登園を見合わせていた。
5日の7時過ぎには保護者にメールで業務再開を連絡した。
今年は昨年のブナの実などの豊作があって、出産になった子熊が多いと予想されていた。
頭数全体で20パーセント程度増加したと見られており、昨今の状況から棲息数は飽和状態と思われる。
捕獲したクマを山に返しても、今年の夏の猛暑などもあって、餌となる木の実やキノコ類などは著しい不作と思われることから、再度人家近くに降りてくる可能性も高い。
国内の野生動物飼育可能な動物園なども、収容は限界になっているようで、現実的には捕獲したクマの生存させる方策が無い。
駆除する以外に無かった。
九州地方には現在はツキノワグマの棲息は確認されていないが、少数の生存はある可能性は考えられる。
四国地方では20頭前後の棲息数と思われる。
これらの地域では、ツキノワグマはさらに多くの頭数は棲息出来る環境が残っていると思われるので、全国的に自然保護などの専門家による野生動物管理システムができているなら、全体でのバランスを見ながら、移動放獣は可能になるだろう。
既存の生物の生態系維持は、人間にとっても、理想的な生育環境を保全する大切な意味がある。
共存関係にあった野生動物との関係は、大きな目で考えるなら、相互依存のように互いに守り守られて数百年数千年という時を過ごして来た。
明治時代に絶滅したニホンオオカミやエゾオオカミが生態系の頂点に位置していたはずなのに、絶滅後も変化が少なかったと考える人もいるだろう。
だが、確実に変化は起きていて、鹿などの棲息数などに大きく影響を及ぼしている。
あるいは極論を言うなら、少子高齢化はオオカミの絶滅によると言い換えられるかも知れない。
風が吹けば桶屋が儲かる、などの類の言説では無い。
少子高齢化とオオカミの絶滅に直接の関係はないが、自然や生態系破壊は自然環境を著しく変化をさせ、間接的には多様な要因に繋がって、人間の住みやすさを壊して来たはずである。
多くの山は大規模なソーラーパネルの設置によって、ツキノワグマの棲息環境を破壊し、人里へと追いやっているのではなかろうか?
一気に20パーセントもの棲息数増大が、かつてなら、数年間で餌不足をもたらせ、自然淘汰で棲息数調整が行われていた。
急速な環境破壊により生存の緩やかなクッション作用を奪ったがために、増えた頭数を収納出来なくなった。
住民にも不幸だろう。
動物たちにとっても大きな不幸をもたらせた。
要因は多様であっても、いくつかに収斂する。
最大要因はソーラーパネルだと思う。
今年は大きな悲劇は少なかった。
だが、来年以降もそうだとは限らない。
できることは、自然環境の管理システムの構築である。
勝手気ままな開発が、これほど急速に進むことは想定外。
吸収できる程度の環境保護の管理システムを作らないままに、破壊し続けたその後の反動が、私は怖すぎる。
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