Runrun日記

最近読んだ本~さむらい劇場

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 今週は、野暮用が多くって、なかなか公園散歩に行かれなかった。病院通いに、墓参り、オリンピックをテレビで応援・・。野暮用でもないか?

 今日は暖かく久しぶりに公園散歩。祭日なので人出が多い。人の多いところを避けて散歩しました。公園周回二周二キロを右回りで41分ほどかかりました。どうやら左回りの方が時間がかかるらしい。
 画像は、昨年見かけた池のカモ。今年は、このハシビロガモ、みかけていませんねぇ。
 
池波正太郎作 『さむらい劇場』 新潮文庫

 久しぶりに、池波正太郎らしい小説を読んだ。池波正太郎らしいって、男気みたいなもんだろうか。
 21歳の榎平八郎は、旗本の三男に生まれたものの妾腹だった。家中で忌嫌われ、酒と女に溺れ、ついには父親から刺客をむけられてしまいます。尾張中納言宗春の家来と称する濱島友五郎に助けられ、そこからこの物語が始まりますね。徳川吉宗と、尾張宗春との争いに巻き込まれます。友五郎は宗春のため隠密働きする仲間の頭だったのだ。軽率なところの多かった平八郎が、立派なさむらいに成長する様子が描かれていますね。宗春が失脚すると友五郎は大泥棒の頭となり、平八郎は、父親が死んだあとその跡目を継ぎます。
 池波正太郎の小説は、こんな感じの物が多いのだ(笑) 

>>(しょせん、人というものは、食べてねむり、男を、女を、・・・互いに抱き合うてむつみ合い、そして子を生みやがて死ぬる)
>> 人生とは、つきつめると実に簡単な、たったこれだけのことだ、・・
と書いてあった。そうなんだけど。なにかと足掻いてみたくなる!

この小説のお気に入り度:★★★★☆

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