Runrun日記

最近読んだ本ーぼんくら

のち

以前、宮部みゆきの小説は、好んで読んだ。凄まじい推理小説で、火車理由模倣犯など、ぶったまげた! ところがある日突然、読みたくなくなってしまった・・。彼女の時代小説は、怪奇物? 私は物の怪の類は苦手なんだ!

宮部みゆき 著 「ぼんくら」 講談社文庫

初めは、江戸の長屋に住む人達を描いた、人情物の短編集かと思った。変に物の怪も出てこないし、これなら読めるかな? ところが読み進むと、えっ! 短編じゃないじゃん! 主人公は、差配人の佐吉かと思ったが、どうやらぼんくらは、同心の井筒平四郎らしい。カラスの官九郎とか、物覚えの良すぎる少年、おでことか出てきて、やっぱり怪奇小説か?

軽妙な文章に、笑いを誘われてながら、宮部みゆきのスリルとサスペンスの世界に引き込まれていく・・・。宮部みゆきの小説というと、少年が事件を解決していく物語が多いのだが、ここでも物を計るのが得意な弓之助が登場する。

何かよく分らない怪事件を、人情熱いぼんくらな平四郎が解決していく。また、宮部みゆきにしてやられた。

この小説のお気に入り度:★★★★★

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コメント一覧

runrun_k
神崎和幸さんへ
コメントありがとうございました。
謎解きの小説はいくらでもありますが、お徳とか、人情あふれる登場人物が織りなして、笑いも誘って、また、宮部みゆきの小説を見直しました。
神崎和幸
http://ameblo.jp/ecaxz1994/
こんばんは。

自分も「ぼんくら」読みましたよ。
いい作品ですよね。
しっかりとした謎解きもあるから先が気になって仕方がありませんでした。
そのうえ弓之助と平四郎のキャラを良かったと思いましたよ!
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