相変わらず、熱帯夜、猛暑日が続きます、
昨日は、早く起きて墓参りに行って来ました。
朝食は、コメダでモーニング。腹ふくれん
散歩行けず 自宅で本を 読むばかり
台風7号の動きが心配です。
朝井まかてさんの小説を、デビュー作から順に読んでいます。
五作目は、2012年発表のこれ。
朝井まかて 著作『ぬけまいる』講談社文庫
弘化二(1845)年木の芽どき。鬱々とした三十路前の江戸の女三人が抜け詣り。抜け詣りとは柄杓一つ手に持って、いきなり姿をくらまして伊勢詣りに行ってしまう事だそうな。
そうそう、NHKのテレビドラマでやっていました。お以乃(ともさかりえ)、お志花(佐藤江梨子)、お蝶(田中麗奈)、三人合わせて猪鹿蝶(いの・しか・ちょう)
朝井まかてさん、ここでも一皮めくれましたね。
痛快時代娯楽小説になっています。
旅の娘たち(おしゃま連)に追剝まがいの事をされたり、仕返しをしたり。箱根の関所は、清水長五郎の力を借りて抜けます。そうそう、植物の事も忘れていません。黒い朝顔を育種しようとする男を助けたり。伊勢では、賭場でかけ勝負
旅という人生の縮図の中で、自分の居場所を探したり、諦めきれない夢を追ったり、忘れられない恋に身を焦がしたり…。主人公たちは、江戸時代の女性なのですが、現代に置き換えても、そんな鬱々とした事ありますね。
テレビドラマと、この原作とは、若干違っていましたね。
しかし楽しい、まかて版東海道中膝栗毛!
この本のお気に入り度:★★★★☆
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