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宇江佐真理 著作 「名もなき日々を 髪結い伊三次捕物余話」 文藝春秋
宇江佐さんの小説は、斬った張ったもないし、伊三次親子と不破家家族の日常の出来事を描いている。「名もなき日々」とは、そういった平凡な毎日の事だろう。それでも伊予太の師匠がなくなり、新しい師匠の下で絵の勉強をする事となる。茜は松前藩の家督争いに巻き込まれ、下屋敷に行くことになる。そしてきいの出産!
平凡な毎日と思っていても、ほんの少しずつ変化があって人生を過ごしている。そんな、宇江佐さんの小説は好ましい。
私のお気に入り度:★★★★☆
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