平安時代の物語。
朝廷を中心とする中央集権的な政治は、思うに任せなかった!
地方の豪族・貴族の不満が爆発したのが、承平天慶の乱?
これは小説だから、きっと歴史的な事実とは違いがあるかも知れない。
でも、国を支配しようとする藤原北家の藤原忠平に対抗しようとする藤原純友の話は面白い!
海に魅せられ、そこに生き場所を求め、そこでの水師の商いを自由にさせること。
船の、物の流通に制限をかけ、物価をコントロールしようとする事への戦い。
海賊行為を行なってでも、純友にとっては必要な事だったのだろう!
空也は、法然の200年も以前に、念仏を説いたのだろうか。
平将門が、空也を苦手としたり、空也が地方で見聞きしたことを藤原忠平に話をしたとか、
この小説は面白い。
はたして純友は、朝鮮に逃れたのだろうか?
とりあえず、この小説はハッピーエンドで・・・・・・
私のこの小説のお気に入り度:★★★★☆
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