昨夜は暖かだった。今朝の最低気温は9.9℃。しかし明日からまた寒くなるらしい。
今日は、雨だというので散歩には行かず。家の中でストレッチ・筋トレ・ステップ運動。廊下を20分歩いた。
気になっている公園の池の浚渫工事。昨日の朝散歩で、池の横にある工事の概要を示す立て看板を、スマホで撮って来ました。今はステップ5らしい。
この図を見ていると、池の全域をしゅんせつする訳ではないのだ。掘り起こした土とセメントを混ぜるらしい。
日曜日で工事は休みでしたが、サギが佇んでいましたね。
◇◇◇◇◇◇
北方謙三 著 『楊令伝 四 雷霆の章』 集英社文庫
北方謙三 著 『楊令伝 五 猩紅の章』 集英社文庫
北方謙三 著 『楊令伝 六 徂征の章』 集英社文庫
”事実は小説より奇なり”というけれど、小説は事実より奇だと思ってしまいます。
このシリーズの第六巻は、梁山泊炎上から十年後で終わる。ということは、1125年。年表を見てみると、この年、遼は滅亡している。1120年江南で起こった宗教反乱・方臘の乱。”北宋はこれを山東の宋江を討伐軍に加えて鎮圧した。”という説もあるようだ。??? この小説では、梁山泊の宋江は梁山泊炎上の時に死んでいるので、宋江による方臘の乱の討伐はあり得ない。(笑)
この小説に話を戻そう。
北へは宗の金軍趙安の軍が、燕京(北京)を落とそうとする。遼の金軍がこれに対するが激戦となってなかなか落とせない。燕京側は、燕国を作ろうとするが、帝に推戴された人が暗殺されてしまう。趙安に停戦の勅命が出され、北の戦いは終息する。
南へは、宗金軍元帥、童貫の大軍がむかい、死闘を繰り広げます。梁山泊の呉用が方臘の軍師となって迎い撃ちます。何十万の信徒が亡くなり、ついに方臘の乱は終わります。呉用は、燕青と武松が救出します。
その間、梁山泊は力を蓄えて行きます。
次巻からは、金軍童貫と梁山泊との決戦のとき?
歴史の年表では1127年に北宋は金国に滅ばされる事になっているので、この先、北方謙三氏はどう帳尻を合わせてこの本を書いていくのだろう。
この小説の面白さは、こんなことではなく、登場人物の心の闇。個々の戦いが面白い。ハードボイルドだね。花飛麟、侯真など梁山泊の二世たちの活躍が楽しみ。
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