にわか日ハムファンのブログ記念館

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野球ができる「恩返し」:NPB、アジアシリーズ出場方針

2011-04-05 07:22:06 | 言わせてもらいます・球界に苦言提言
■ 義援金100億円超の台湾に感謝!アジアシリーズ参加へ(報知・2011年4月5日)
■ プロ野球実行委:アジアシリーズ参加へ…各国と日程協議(毎日・2011年4月5日)

 アジアシリーズに参加するという方針は、以前にも報じられていましたが、あらためて確認されたことに安堵しています。
 報知の上記記事でも触れられているように、東日本大震災の発生に際し、台湾からは100億円相当を超える義捐金が寄せられています。
 そればかりか、震災発生直後の緊急援助も含め、台湾からはさまざまな形の支援が行われています。
 それらの支援に対して、日本から感謝を表すのは国際的な義務です。その上で、相手の役に立てることがあれば、日本が可能な範囲で協力するのが筋というものです。
 そこでアジアシリーズです。台湾は以前からアジアシリーズを復活させるべく動いており、日本も今年のシリーズへの参加方針を示していました。
 したがって、アジアシリーズ開催に際して日本ができる限りの協力をするのは当然です。どのような形であれ、参加するのは最低限の責務と言っても過言ではありません。
 ただし、NPBの日程が大幅に変更されたため、このままだと日本シリーズとアジアシリーズが同時開催されることになってしまいます。
 台湾側がアジアシリーズの日程を変更してくれるなら、それに越したことはありません。とはいえ、向こうが好意で変えてくれるならまだしも、日本から要請するのもいささか気が引けます。
 となると、現実的には日本シリーズ勝者以外のチームを派遣することになりそうです。CS敗退チームのうち最も成績の良かったものが候補になるでしょうか。
 ただ、場合によってはCS自体の短縮(ファイナルステージを3ないし5試合制に変更)や開催取り止めにより、日本シリーズ開催を前倒しすることを検討してもいいかも知れません。
 個人的には試合削減はファンサービスの面からも興行面からも最後の手段として考えていますし、オーナー会議で決まったことを変更するのも現実的とは言えません。
 とはいえ、「アジア最強」を決める大会に協力するならば、日本最強のチームを送るのがあるべき姿。CSをどうするか、検討ぐらいはしてもいいのではないかと思われます。
 そして、わたしたちファンの姿勢も大事です。これまで決して関心を多く集めたとは言えないアジアシリーズですが、今回は日本野球の復興を示す意味でも、非常に重要な大会です。
 それだけに、日本の野球ファンがアジアシリーズに関心を持ち、盛り上げていくべきではないでしょうか。
 台湾から寄せられた大規模な支援に対し、野球で少しでも恩返しができるなら、万難を排して行うべし。その際、アジアシリーズへの協力は象徴的な意味も持つ重要なものです。
 当ブログも、可能な限りアジアシリーズに関するエントリを発信していきたいと思っております(本当は実際に観に行きたいんですけどね……)。


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