にわか日ハムファンのブログ記念館

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横浜ベイスターズ身売り話がガセでは済まなくなってきた(簡易版エントリ)

2010-10-01 07:53:49 | 言わせてもらいます・球界に苦言提言
 昨日地下鉄で、横浜ベイスターズが身売りするという週刊誌の中吊り広告を見ました。その時は「どーせ週刊誌だし」と思ったのですが、一夜明けてみると、話がただのガセ記事では済まなくなっていました。

■ 横浜ベイスターズ売却を打診 TBS、住生活G軸に(朝日・2010年10月1日)
■ 横浜身売りへ 住生活Gなどと売却交渉(スポニチ・2010年10月1日)

 この他、日刊紙では日経でも記事が上がっていますが、有料電子版でないと全文が読めないのでリンクは張らないでおきます。他のスポーツ紙でも話が出ています。

 正直なところ、目下時間に余裕がないので詳しいエントリが書けません。なので、いくつかの論点をリストして、それらに対する私の考えを簡単にまとめさせていただきます。

・ 記事としての信憑性は、まだ完全には断定できないが、少なくとも楽天がTBS株を買った際に流れた球団合併のうわさよりは信用できると考えている。

・ TBSの球団売却話自体は無下に否定されるべきではない。実際、ここまで「親会社を代えろ」と言われ続けてきた球団も珍しいですし、身売りが吉と出る可能性は期待できる。

・ 売却先の有力候補と言われている「住生活グループ」は東証1部上場、トステムやINAX、アイフルホームなどを抱える住宅設備最大手。
 四季報で確認したところ、昨期こそ赤字だったが資金力も十分あり、四季報での評価も高い。
 傘下のトステムがJ1鹿島のスポンサーを務めていることもあり、スポーツとの親和性はありそう。


・ この件で巨人・渡邊会長のコメントがスポーツ紙で出ている(報知・2010年10月1日、他紙にも掲載)。「また他球団の話に口を出すのか」という批判はあり得るが、コメントを読む限り、どこまで本気で口出しをしたいかは疑問。
 しかも、これだけ政治がグチャグチャな時期である。渡邊氏からすれば、むしろ政治に口も手も出したい時期ではないのか?そんな時に、わざわざプロ野球に口出しして世間の反発を買う理由があるとは思えない。
 問題なのは、乞われてコメントを出す渡邊氏より、いまだに氏にお伺いを立てる新聞記者の方にあるのではないだろうか?


・ フランチャイズ云々については、現時点で明らかな話が何一つないので、コメントしづらい。ただ、本当に球団売却があるとすれば、本拠地について再検討する可能性はあるだろう。

・ そしてなにより大事なこと。言うまでもなく、この件が新たな合併や球団消滅につながらないようにすることである。

 今後、さらに詳しい情報が十分に入れば、またエントリを立てるつもりです。


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4 コメント

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最後の一文に (あさぎや)
2010-10-01 09:35:41
同意です。身売りは仕方ないというか、球界の新陳代謝で必要な部分でもありますが、合併だの消滅は無用の不安と混乱を引き起こすだけですから。
あとは球団・親会社から公式のリリースがあるまで待つしかないかなあ……
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あさぎやさん (ルパート・ジョーンズ)
2010-10-02 08:14:27
時代に応じて球団経営への意欲と能力のある主体が代わるのは自然なことで、
おっしゃるように、球団譲渡は時と場合によって必要ですらあります。
ベイスターズに関しては、私自身は良い転機になり得ると思うのですが、
気になるのはフランチャイズがどうなるかですね。

住生活グループはどうやら本気のようです。
ベイスターズにとって有益な結論が出ることを切に望みます。
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後からふと思いついたんですが (あさぎや)
2010-10-03 18:35:41
 渡辺恒雄氏のアレは言外に「(新潟エコスタへの)フランチャイズ移転をチラつかせてハマスタの使用料や場内物販のより有利な条件を引き出したらいいんじゃないの?」っていう寝技、スポーツ政治(?)の伏線を張っていたんじゃないかと思ったんですが……

 ベイ球団自体はぜんぜん、そういう駆け引きをしようという考えが無いようで私の早トチリでしたかね。 <それすらもデイリーだから信憑性はあまり高くない記事なんですけど、ね。

http://www.daily.co.jp/baseball/2010/10/03/0003501420.shtml
>これが身売り3条件だ!横浜オーナー激白
>
> 横浜・若林貴世志オーナー(68)が2日、都内で取材に応じ、住宅設備大手の住生活グループと球団売却交渉を進めている事実を認め、成立へ手応えを語った。同オーナーは新潟移転に否定的な考えを明かした上で、売却後も本拠地を横浜とし、チーム名の「横浜ベイスターズ」を残す方向であると明言。監督、フロントも現体制維持で交渉していく意向を示した。

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あさぎやさん (ルパート・ジョーンズ)
2010-10-03 21:40:09
渡邊氏と若林オーナーでは、立場が違う分スタンスも異なるのかも知れません。
渡邊氏は、今回の件ではなんだかんだいっても「外野」ですから、
自分だったらこうするのになぁ、ぐらいの物言いになるのでしょう。
一方の若林オーナーは、球団売却を円滑に進めないといけない立場ですし、
そうなるとファンや関係者による摩擦は避けたいはずでしょうからね。

ただ、一方では他の企業が名乗りを上げたという話も出てきましたし、
はたして今後どうなっていくやら……
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