はじめにお断りしておくと、このエントリで私はベイスターズの本拠地について、横浜に残れとも新潟に行けとも言うつもりはありません。
理由は単純で、ベイスターズファンでもない人間が偉そうに言いつけることではないからです。
ベイスターズのあり方を決めるべきは、何よりフロントや現場、あるいはファンなど、チームへのコミットメントを優先する人々です。そうである以上、私は移転しろとも残留しろとも言う立場にはありません。
とはいえ、最近の話の流れで、いささか気になってしまうことはあります。昨日もハマスタの最終戦、加地球団社長の挨拶を聞いていて、少々疑問を感じたのでした。
「球団を横浜に絶対残したい」加地球団社長はそう言います。そして、それは横浜のファン目線で考えた場合、まったくもって当然の願いですし、それは決して否定されるべきではありません。
ただ問題は、なぜ本拠地問題が騒がれるようになったか、そこをこそ考えないといけないのでは?ということです。問題の本質がなにかを考えない限り、本拠地移転の話はなくならないのです。
では、本質とは?簡単にまとめると、「ハマスタでは球団に十分な収入が入らない」「ハマスタの観客動員数が増えない」という2つになります。
このうち、後者は本来球団の自己努力で解決すべきことなので、ここでは置くとしましょう。今考えるべきは前者です。
ベイスターズの身売り問題が出てきたときに、巨人渡邊会長が「ハマスタはがめつい」と言ったのを覚えている方は少なくないと思います。
(渡邊氏も、こういう形でハマスタとベイスターズとの契約について問題提起したまでは良かったのですが、後の物言いで損をしましたね。この辺興味深いのですが、余裕がないのでここでは触れません)
実際、契約内容の詳細は不明なものの、一説に8億円といわれる使用料に加え、物販収入が球団にはならないなど、不利な契約内容がベイスターズの球団経営に影響を及ぼしているとは言えます。
となると、ベイスターズの経営を立て直すとして、この契約を見直そうとするのは当たり前のことです。
そして、もしより有利な条件で使える球場があれば、そちらに本拠地を移すのとを検討するのも至極当然。いや、場合によっては、検討しないのは怠慢と言っても過言ではないでしょう。
にもかかわらず、最初から横浜スタジアムへの残留ありきで話を進めるのは正しいのか?加地社長の真意は別のところにあるのかも知れませんが、疑問を感じずにはいられません。
繰り返しますが、私は横浜を出ろとも、新潟に行けとも言う気はありません。ですが、今のまま横浜スタジアムを使い続けて、球団経営が大幅に良くなる見通しはあるんですか?と問いたいのです。
この件で横浜周辺のベイスターズファンが不安を感じるのは自然な話です。横浜に残ってほしいと思われるのも、まったく間違いではありません。思われてすらいないなら、その方が大問題です。
ですが、もしそうお思いなら、訴えるべき方向は球団やTBS、球団を買い取るであろう住生活グループではなく、株式会社横浜スタジアム、そして横浜市ではないでしょうか?
また訴えるべき内容も、ただ単にベイスターズを残してほしいではなく、ベイスターズを残すために協力してほしい、それが横浜という地域にとっての利益である、となるのではないでしょうか。
ベイスターズの本拠地がどうなるかは、現時点では決まってはいません。来年からの移転はさすがに現実的ではありませんが、その後となると何とも言いようがありません。
ただ、ベイスターズをめぐって横浜と新潟が綱引きを繰り広げる中で、球場だけではなく球団にとっても有益な本拠地契約ができることを期待しています。
球場との契約内容の改善は、ベイスターズだけに留まる話ではありません。同様に本拠地契約を結んでいる他の球団にとっても、参考になることでしょう。ファイターズもそのような球団の1つです。
理由は単純で、ベイスターズファンでもない人間が偉そうに言いつけることではないからです。
ベイスターズのあり方を決めるべきは、何よりフロントや現場、あるいはファンなど、チームへのコミットメントを優先する人々です。そうである以上、私は移転しろとも残留しろとも言う立場にはありません。
とはいえ、最近の話の流れで、いささか気になってしまうことはあります。昨日もハマスタの最終戦、加地球団社長の挨拶を聞いていて、少々疑問を感じたのでした。
「球団を横浜に絶対残したい」加地球団社長はそう言います。そして、それは横浜のファン目線で考えた場合、まったくもって当然の願いですし、それは決して否定されるべきではありません。
ただ問題は、なぜ本拠地問題が騒がれるようになったか、そこをこそ考えないといけないのでは?ということです。問題の本質がなにかを考えない限り、本拠地移転の話はなくならないのです。
では、本質とは?簡単にまとめると、「ハマスタでは球団に十分な収入が入らない」「ハマスタの観客動員数が増えない」という2つになります。
このうち、後者は本来球団の自己努力で解決すべきことなので、ここでは置くとしましょう。今考えるべきは前者です。
ベイスターズの身売り問題が出てきたときに、巨人渡邊会長が「ハマスタはがめつい」と言ったのを覚えている方は少なくないと思います。
(渡邊氏も、こういう形でハマスタとベイスターズとの契約について問題提起したまでは良かったのですが、後の物言いで損をしましたね。この辺興味深いのですが、余裕がないのでここでは触れません)
実際、契約内容の詳細は不明なものの、一説に8億円といわれる使用料に加え、物販収入が球団にはならないなど、不利な契約内容がベイスターズの球団経営に影響を及ぼしているとは言えます。
となると、ベイスターズの経営を立て直すとして、この契約を見直そうとするのは当たり前のことです。
そして、もしより有利な条件で使える球場があれば、そちらに本拠地を移すのとを検討するのも至極当然。いや、場合によっては、検討しないのは怠慢と言っても過言ではないでしょう。
にもかかわらず、最初から横浜スタジアムへの残留ありきで話を進めるのは正しいのか?加地社長の真意は別のところにあるのかも知れませんが、疑問を感じずにはいられません。
繰り返しますが、私は横浜を出ろとも、新潟に行けとも言う気はありません。ですが、今のまま横浜スタジアムを使い続けて、球団経営が大幅に良くなる見通しはあるんですか?と問いたいのです。
この件で横浜周辺のベイスターズファンが不安を感じるのは自然な話です。横浜に残ってほしいと思われるのも、まったく間違いではありません。思われてすらいないなら、その方が大問題です。
ですが、もしそうお思いなら、訴えるべき方向は球団やTBS、球団を買い取るであろう住生活グループではなく、株式会社横浜スタジアム、そして横浜市ではないでしょうか?
また訴えるべき内容も、ただ単にベイスターズを残してほしいではなく、ベイスターズを残すために協力してほしい、それが横浜という地域にとっての利益である、となるのではないでしょうか。
ベイスターズの本拠地がどうなるかは、現時点では決まってはいません。来年からの移転はさすがに現実的ではありませんが、その後となると何とも言いようがありません。
ただ、ベイスターズをめぐって横浜と新潟が綱引きを繰り広げる中で、球場だけではなく球団にとっても有益な本拠地契約ができることを期待しています。
球場との契約内容の改善は、ベイスターズだけに留まる話ではありません。同様に本拠地契約を結んでいる他の球団にとっても、参考になることでしょう。ファイターズもそのような球団の1つです。
行政機関が出資している会社によって運営されているというのもハマスタと同じ。
球界再編問題のロッテ-ダイエー合併話が出て、やっと行政側が重い腰を上げたんですよね。
ハマスタ&行政機関も、残留を望むのであれば、そこを考えるべきなのでしょう。
(市長も考える旨の発言をしていたと思います)
何度かハマスタに行ったことがあります(交流戦がなかったらきっとゼロだったでしょうが)。いずれも外野席だったのですが、外野席ですと物販の数が少なく出入口付近に申し訳程度にあるだけです、しかも外野席ですと内野側の店舗にいくことができないため、球場で買い物をすることがゼロに等しい(飲み物を少々買うくらいでしょう)のです。
同じセリーグでも、東京ドームは外野席でも内野側のお店で買い物ができますし、外野席側だけでも相当の店舗があります。
また、神宮も外野側は店舗が多くてついレフトからライトまで歩いてしまうくらいです。
仮に契約が変わって球場の物販収入の一部が球団に行くようになったとしても、物販そのものが伸びないと意味がないのでそのあたりを改善してほしいとは思いますね。
内野席外野席のチェックはスタンド入口にして、内野席物販エリアへは内野席でも外野席でも行けるようにするとかは他球場(千葉マリンはそのようですね)でもしているようですし。
その意味では、横浜市が腰を上げる機会ができたとは思うのですが、
一つ間違えば、腰をまた下ろしそうな気がしてならないんですよね。
それで問題なければいいのですが、新潟の攻勢を考えると、はたして……
大した物販スペースがなかったような記憶が。
事前にシウマイ弁当を買ってたんで、昼食には困らなかったんですが、
そうでもなければ、並んで大変だったろうなぁと思いました。
MOTOIさんが書かれているように、横浜市長も何も考えてないではなさそうですが、
具体的に観客のニーズが球場経営側にどう伝わるか、ちょっと気になります。
佐伯が「お客さんを呼ぶためにも、ハマスタの入場料を下げて欲しい」旨の発言を
契約更改の席でしたことがありました。
フロントの反応としては「簡単にはできないが、色々検討したい」といった具合でした。
ネット上では「選手が言うことじゃない」という反応もありました。
(経営に関する話は、契約更改の場と別次元だろうということ)
今年は(例年?)ファンクラブなどの割引特典も無いようでしたし、
(いわゆる715チケットの類の販売はありましたが。)
横浜スタジアムとの契約の壁は我々が思っている以上に高いのかもしれません。
去年と形態が違うのかどうかは知りませんが、会員がネットで購入すると500円引きです。
ただ、元々の料金が高すぎますよね。
この高い入場料は何に使われているんだろう?と、よく友人と話しておりました。
今回のこの件で少しわかったような気がします。
その後何の音沙汰もないので、すっかり忘れていましたが……
実際、フロントサイドではどうしようもない事情があったのでしょう。
当時佐伯に疑問を呈していた人たちも、今となっては考えが変わったのでは。
一番安い席が外野席で1,800円、神宮なら1,500円ですし、
甲子園でも最近値上げするまでは1,700円でしたし。
その高いチケット代が利用者に還元されていればまだマシなんですが、
そうとも思えないのが何とも……