開発を手掛けたネーミングのことや、マスキングテープを使った作品づくりに関するお知らせなど
Ruri Maeda * Information
絵本になった!『窓ぎわのトットゃん』展、<企画展>聖コージズキンの誘惑展ー ちひろ美術館・東京
先日、西武新宿線、上井草駅から梅の花が咲く街並みを歩きながら
ちひろ美術館・東京へと行ってきました。
今回の展示は
のふたつの展示。
★館内の写真は撮影許可を頂いております photo by RuriMaeda★
◯絵本になった!「窓ぎわのトットちゃん」展
子どものころに読んだ黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」。
この本の表紙の女の子、が印象的でした。
こうした展示で原画が見られるのは年月を経て不思議な感覚です。
子どもだけでなく、野菜や魚など身近なものをモチーフにした作品が
複数おさまった展示は、見ているこちらもちひろさんの視点を感じてか
やさしい気持ちになります。
なかには戦争の時のことを描いたものもあり、
なんとも言えない気持ちになります。
作品名「焼け跡」1973年
また、トットちゃんは、各国語にも翻訳されているそうで、
装丁や使われている絵もそれぞれで興味深く拝見しました。
◯聖コージズキンの誘惑展
中庭には顔を出して遊べる作品が見えたり、
二階に上がる階段を見上げた時の圧倒的な凄さ。
そして階段を上がると、
窓に下げられた巨大な作品や
展示室に入る前からコージスズキワールド全開。
展示室内も原画やオブジェなどこれでもか、という世界観。
何事も圧倒的、ずば抜けて、というのは言葉では表しがたい
強さ、パワーを感じるものです。まさにそういう作品たち。
絵本の原画はもちろん、スズキさんの幼少のころの作品を見ると
この年齢でここまで描いていたのか、と感嘆。
そんななかでも、きちんと作品を通じて原発反対などを
訴えているものがあり、メッセージ性もあるところが
より惹き付ける力となっているのかもしれません。
一階の展示室では、巨大な作品群がずらり。
こちらも圧巻、圧倒的、というしかないものばかり。
バティックのような、染め物の作品は一枚にどれだけ
時間を掛けたのか、気になったりしました。
このふたつの展示以外にも、常設されているいわさきちひろさんの
アトリエの復元などももちろん見られます。
いつ見てもこのアトリエは癒されます。
作品づくりに環境はたいせつですね。
春休みにお子さんとご一緒に楽しんだり、
トットちゃんを懐かしんだり、
コージズキンの世界に圧倒されたり、
それぞれの楽しみ方があると思います。
春のお出かけにぜひ。
開館時間などはこちらから。
★館内の写真は撮影許可を頂いております photo by RuriMaeda★