三菱一号館美術館「青い日記帳×ヴァロットン-冷たい炎の画家」と「バルテュス最後の写真-密室の対話」内覧会。
会場内は一部作品を除いて撮影可能でした。(一般公開の際、撮影可能かどうかは美術館に確認お願いします)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5e/5d23d1fc13f15466ab9c99ea5135ed9e.jpg)
★美術館の解説者によると、ヴァロットンは、
○スイスのローザンヌ生まれ、パリへ出る。奇妙な独自性を持つ。
○当初肖像画を描くも売れず、木版画で生計を立てる。
○結婚した妻がお金ある家の出で、自由に描けるようになるも、家庭内不和。
○伝統的な主題を元に現代的批判をする。
とのこと。やはりパトロンが必要なのですね。
個人的には、版画のシリーズが男女の仲、社会風刺を上手く捉えて好きでした。余計なものを削ぎ落とし、色に左右されない、モノクロでの表現というのも理由のひとつかも。
風景を描いたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/bc/8b983bb0080878c525bf41cbeba2c004.jpg)
男女を描いたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/24/1df44cae3c4e58753331505ffdf33e00.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/91/62ffe37dc7fb8df8938dfb9dd081893f.jpg)
楽器と演奏家を描いたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/46/c2d8312eef2cd67db3f13ab10b62e1bc.jpg)
また、日本の浮世絵のコレクションも一部あり、浮世絵がここでも西洋絵画に影響与えているのかと思うと、日本文化の良さも改めて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/94/2329da8a51f9c761e05b0b53922a04f5.jpg)
解説頂いた三点、簡単な解説メモも付けますが、聞き間違いありましたらご容赦ください。
「ボール」
平面、影、少女、背景に二人、不思議な視点
影から少女が逃げようとしている?
スナップ写真から視点の組み合わせがわかる
少女は俯瞰、二人は横から見ている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2c/f4806ff4c2b87d8140470264b36f6a12.jpg)
「夕食、ランプの光」
奥さんも絵の右に登場。
猫の描かれたランプはヴァロットン作。
子供嫌いで連れ子とうまくいかず、家庭内不和を表している?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/5d/c27748a1a728d1102c53d2acb957a900.jpg)
「貞節なスザンヌ」
斬新な作品。
スザンヌと男性二人、ピンクの椅子、ペニョワール席(仏語で浴槽)に。
旧約聖書の主題「スザンヌの水浴」のパロディ。
見る人が見ると、男女のやり取りがわかるのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/f7/61781bf6ea9a98dd3ca84c1af68dd422.jpg)
おまけ。お茶目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d7/2217475fb8aa9b4c33d66ba2e4e0f348.jpg)
★同時開催の「バルテュス最後の写真-密室の対話」展、こちらは本当に秘密の入り口のようなところから入る密室で開催。
モデルの女性をポラで撮ったものがずらり。被写体とここまで向き合う、このプロセスを見られるのは貴重。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/69/4a33400ad0eb43bb1a2a281178a80e36.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7a/fb4a4819e37a80add07320e6a571a37b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/fd/0153c8437e30971de36fa505fdf4fbf2.jpg)
○ヴァロットン 9/23まで
http://mimt.jp/vallotton/index_ios.html
○バルテュス 9/7まで
http://mimt.jp/balthus/
会場内は一部作品を除いて撮影可能でした。(一般公開の際、撮影可能かどうかは美術館に確認お願いします)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5e/5d23d1fc13f15466ab9c99ea5135ed9e.jpg)
★美術館の解説者によると、ヴァロットンは、
○スイスのローザンヌ生まれ、パリへ出る。奇妙な独自性を持つ。
○当初肖像画を描くも売れず、木版画で生計を立てる。
○結婚した妻がお金ある家の出で、自由に描けるようになるも、家庭内不和。
○伝統的な主題を元に現代的批判をする。
とのこと。やはりパトロンが必要なのですね。
個人的には、版画のシリーズが男女の仲、社会風刺を上手く捉えて好きでした。余計なものを削ぎ落とし、色に左右されない、モノクロでの表現というのも理由のひとつかも。
風景を描いたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/bc/8b983bb0080878c525bf41cbeba2c004.jpg)
男女を描いたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/24/1df44cae3c4e58753331505ffdf33e00.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/91/62ffe37dc7fb8df8938dfb9dd081893f.jpg)
楽器と演奏家を描いたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/46/c2d8312eef2cd67db3f13ab10b62e1bc.jpg)
また、日本の浮世絵のコレクションも一部あり、浮世絵がここでも西洋絵画に影響与えているのかと思うと、日本文化の良さも改めて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/94/2329da8a51f9c761e05b0b53922a04f5.jpg)
解説頂いた三点、簡単な解説メモも付けますが、聞き間違いありましたらご容赦ください。
「ボール」
平面、影、少女、背景に二人、不思議な視点
影から少女が逃げようとしている?
スナップ写真から視点の組み合わせがわかる
少女は俯瞰、二人は横から見ている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2c/f4806ff4c2b87d8140470264b36f6a12.jpg)
「夕食、ランプの光」
奥さんも絵の右に登場。
猫の描かれたランプはヴァロットン作。
子供嫌いで連れ子とうまくいかず、家庭内不和を表している?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/5d/c27748a1a728d1102c53d2acb957a900.jpg)
「貞節なスザンヌ」
斬新な作品。
スザンヌと男性二人、ピンクの椅子、ペニョワール席(仏語で浴槽)に。
旧約聖書の主題「スザンヌの水浴」のパロディ。
見る人が見ると、男女のやり取りがわかるのだそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/f7/61781bf6ea9a98dd3ca84c1af68dd422.jpg)
おまけ。お茶目です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d7/2217475fb8aa9b4c33d66ba2e4e0f348.jpg)
★同時開催の「バルテュス最後の写真-密室の対話」展、こちらは本当に秘密の入り口のようなところから入る密室で開催。
モデルの女性をポラで撮ったものがずらり。被写体とここまで向き合う、このプロセスを見られるのは貴重。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/69/4a33400ad0eb43bb1a2a281178a80e36.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7a/fb4a4819e37a80add07320e6a571a37b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/fd/0153c8437e30971de36fa505fdf4fbf2.jpg)
○ヴァロットン 9/23まで
http://mimt.jp/vallotton/index_ios.html
○バルテュス 9/7まで
http://mimt.jp/balthus/