ようこそ我が家へ! ルース&のあ

放棄されて失われかけた小さな命たち。その成長の記録です。

浅川河川敷

2013-03-24 22:34:23 | ご近所散歩

毎年恒例(行けない年もありますが)のご近所散歩、浅川河川敷の見事な桜並木に、ルース・のあ&踊(よう)で出かけました。裏手が閑静な住宅地になっているこの土手には、かなりの樹齢と思われる桜が数十本並んでいます。今年は開花が早まったとのことですが、八王子はまだ8分咲き程度。




野原の細い道を押し合いへし合い歩く二頭。この密着度でよく歩けるものです。関心しちゃいます。
ルースは本当に性格が良くてお人(犬?)良し(おめでたいとも言う)。どんな子が来ても受け入れてしまうので、ワケあり踊(よう)ちゃんでも全く問題なく散歩できます。




よいしょ、よいしょ。楽しいねったら楽しいね♪





桜並木に向かう土手は、薄茶色から次第に緑色に染め直されてきました。白い花は桜よりも一足先に開花する「コブシ」。桜よりも寿命が短い泡沫の美しさです。




このたおやかな美しさも一瞬です。




右端の花はもう終わっています。




のっち、実はこれでも女の子です(笑)。




土手沿いのお宅の裏庭に咲く花桃。今年は厳しい寒さから一転して急に暖かくなったため、北国のごとく春の花が一斉に咲きだした感があります。




グラデーションが美しいボケの一種。ため息が出るほどの美しさです。




明るい土手を歩きます。




土手の法面に自然繁殖しているムスカリ。とっても可愛いです。




これも花桃の一種だと思います。




満開のユキヤナギ。よーく見ると、一つ一つの花は5枚の花弁を持ち、その形は桜に似ています。それもそのはず、桜と同じバラ科の植物です。




明るさを演出するレンギョウの花。黄色い花が咲くと春の訪れを実感します。




もうすぐお目当ての桜の土手です。










小熊のような踊(よう)は散歩が大好きで、家人が在宅中、ふと見れば一人玄関の方を向いて座り、散歩待ちをしていることがあります。




のっちも散歩は好きで、行きたがりますが実際に外に出ると、いろいろな物音に恐怖を覚えるようで、きちんと歩けません。すぐに尾が下がり、どこかに逃げようとするため、いまだに安心して散歩が出来ない状態です。それでもお留守番をさせると切ない声で「フィーン、フィーン…」と鳴きます。でも、全く散歩も出来なかった当初よりは大分成長しました。私がマンツーマンで連れ出せば、とりあえず歩けるようになりました。物音や子供の声がしなければ、あちらこちらとにおいを嗅いで、楽しんでいる様子。



昨年はちょうど満開だったので、はらはらと舞う桜吹雪の中、見事な桜を見ることが出来ました。今年は去年よりもちょっとだけ大人し目の風情。枝先はまだ蕾み。









桜をバックにみんなこっち向いて!3頭がこっちを見るように頑張りますが、難しいですね…。




何とか撮れたけど、桜が写っていない。(汗)




あと2~3日したら満開でしょうね。




帰り道、何かにフェンスから顔を出して何かに興味津々の踊(よう)。




この下は水道局の施設です。何を見ていたかは不明でした。それにしても見事な尻尾だなぁ。







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早春の小峰公園

2013-03-18 22:26:14 | ご近所散歩

3月16日の土曜日。
好天に恵まれ、風も無い穏やかな春の午後。
ルース、のあ&踊(よう)を連れて、車で15分ほどのところにある
都立小峰公園に出かけてきました。

小峰公園はあきる野市と八王子市の境にある公園。
公園とは言っても都市公園と違い、自然の地形と植生を生かした
自然公園です。

東京では開花宣言がなされた暖かい日でしたが
都心より少し季節が遅いこの辺りはちょうど梅が満開でした。




久しぶりのお出かけ。家内の膝にもたれかかる甘えん坊の踊(よう)。




「母ちゃん、これからどこ行くの?」




駐車場に到着。さっそく公園に向かいます。




駐車場に面したお家。新築なのにあたりの風景に溶け込む昔ながらの押縁下見板の壁。




農家の果樹園では白梅が満開です。




こちらは公園内。紅白の梅が咲き誇り、香りも素晴らしい。









見事な紅梅。




小熊みたいな踊(よう)。パーカーを着せたらパツンパツンでフードが伸びちゃいました(笑)




顔が黒いので、赤が似合うのっち(笑)




「文句あっか!?」




「俺が先だ!」「うるさい、俺が先じゃ!」 って女の子じゃなかったっけ?









この亜麻色に輝く美しい枯草は、虫たちが越冬できるために刈り込まずに残しているのだそう。粋な計らいですね。




こちらは谷の奥から段々に作られた田圃。平らな土地に恵まれない山里では、谷川が流れ出て本流に注ぐ手前に土が堆積されて出来る、わずかな土地を利用して田圃を作りました。このような場所を「谷戸(やと)」と言います。多摩地方の丘陵地域には「〇〇谷戸」と呼ばれる地名がたくさんあります。この田圃は公園内に再現された谷戸田です。春はオタマジャクシ。初夏にはカエルの合唱。夏から秋はトンボがたくさん飛び交います。カエルの季節にはカエルを狙った蛇たちもたくさん出没するとか…





「食用ガエルもいるのかな・・・」




何か動いた!




まだ蛇はいないと思うよ。




谷から尾根伝いに山を登ります。




この尾根道は周辺の山々へのハイキングコースにつながっていますが、まだ縦走したことはありません。




踊(よう)は散歩が大好きなんですよ。かなり張り切っていますね~。




でも踊(よう)は持久力がないので、大分舌が出てきています。




静かな山道です。まだ緑が少ないですが、桜が植樹されていますので、満開のころはさぞや美しい風景となることでしょう。残念ながら桜が咲いている時に訪れたことはありません。




桜の幹越しに見えるのは五日市の町。




今は周辺の市と合併し、あきる野市となった五日市町。JR五日市線の終点武蔵五日市を中心に広がる、秋川沿いの可愛い町です。その昔は木炭産業で栄えたとか。今その面影はありません。









踊(よう)は大分バテ気味。ルースは元気です。





頂上に着きました。踊(よう)ちゃん大丈夫でしょうか(笑)




これは頂上付近の林に咲いていた花。たぶん山茱萸(サンシュユ)でしょう。日陰なので花付きがパラっと可憐な風情。





山を下ってもやっぱりバテバテの踊(よう)




谷間の公園を囲む山々。奥が谷戸田。




踊(よう)ちゃんお得意の背中ゴロンゴロン。これ、家の中でもやります。におい付けではないみたい。朝、我々が起きると寄ってきて嬉しそうにやります。




それそれ~!




まだまだ~!




こいつアホや。




美しい梅の花を後にして帰ります。また来ようね。







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ワンコ5匹と暮らすシンガーソングライター 福田典之 渾身の一曲




2013年3月11日 キャノン

2013-03-11 21:31:41 | キャノン

私たちがかつて経験したことのない大災害が東北から関東を襲いました。
私はあの時のニュースをまだ現実のこととして受け止めることが出来ません。
事実東京でも帰宅難民が発生したり、商店から食料が消えたり
計画停電もありました。それでも、実際に被災された方々に比べれば
私たちの生活はそれほど大変ではありませんでした。
水も出るし、ガスもある。電気もまあまああったし。

しかし被災地の方々、特に震災被害のみならず、原発事故で避難を余儀なくされている
福島の方々の毎日はどれほど大変でしょうか。
あの事故で家を追われ、復興どころか戻ることも出来ない方々。
戦争で故郷を追われた難民のように。
流浪生活はいつまで続くのでしょうか。

たくさんの動物たちも犠牲になりました。
様々な事情で家族と別れなくてはならなくなった動物たち。
たくさんの命も失われました。

我が家で避難生活をしている「キャノン」は
原発事故による避難が始まった直後から
現地に入って動物の救済活動をしていた、広島の
「みなしご救援隊」によって保護されました。
原発事故から数えておよそ一か月後のことです。

私たちが福島に迎えに行った時、保護シェルターには
多数のケージが並び、大切に保護されていました。
どの子でも構わない、と言われ、雌犬を探しましたが
あいにくお目当ての雌犬は他団体の方が決めた後でした。
それで、さほど大きくなさそうなキャノンを選び、連れ帰ることにしました。
さほど大きくない、と思ったのはケージの大きさが
小さ目だったので、小ぶりの中型犬と思ったわけです。

連れて帰ってケージから出してみると、思ったより大きくて
あれれ?と思いました。吠えることも噛むこともありませんが
お尻のあたりを触ると「ガウ!」と威嚇します。
今思えば、目が余り見えなくて、怖かったんでしょうね。

あれから2年が過ぎました。心臓が悪く、途中、病気もしましたが
今はまあまあ元気で、食欲も旺盛。ご飯の時は自分が一番にもらおうとして
他の犬達が近づくと追い散らします(笑)。
保護した当時は12~3歳ぐらいでは?と思っていたのが
実際は15歳でした。

キャノンという名前と年齢が判明したのは昨年10月に
ご家族が見つかったから。
それまでは希(まれ)と名付けて呼んでいました。
キャノンの故郷は福島県富岡町。
駅舎は津波に呑まれ、町は放射能汚染で
全町避難となりました。

キャノンが故郷の地を踏むことはもうないかもしれませんが
高齢にもかかわらず、みなしご救援隊に保護されたこと。
何よりも大切なご家族と再会できたことで
悔いのない命を全うできることを、心から感謝したいと思います。



2013_3_11Canon

 

元気で17歳を迎えようね、キャノン!








ちょっとワケありだけど、愛すれば愛するほど応えてくれる踊(よう)を、家族に迎えてくださる方はいらっしゃいませんか?



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