Ryo's factory

札幌在住の四児の父親のブログです。

法治より徳治

2010年02月28日 | 日記
先日、オリンピックで、カナダの女子アイスホッケーチームが、優勝を決めた後、リンク上でビールやシャンパン、葉巻を吸う、中には18歳未満の選手もいたようです。
謝罪会見で、誤っていましたが、監督だか、選手団の責任者が「はしゃぎすぎただけ」と発言しているのをニュースで見てびっくりしました。

たしかに、絶対金!のプレッシャーの中、世界一の練習をしてきたと思います。
その努力、本番での集中力、どれもすばらしく、全世界から賞賛されるべき偉業だったと思います。そのうれしさから、あのような行為に走ってしまったのはとても残念です。
どこかで、「そうすることが、果たしていいことなのだろうか」と心にメッセージが届かなかったのでしょうか。

確かにリンクで祝杯を挙げてはいけないと、ルールがあるわけでもなく、明文化されてもいません。だからといって「リンク上で祝杯をあげてはいけません」と新たにルール作りするのは、まったくもって幼稚ですよね。

孔子は、その当時にすでに「法治国家は二流である。徳治国家こそ理想の国づくりだ」と言っています。
技術や競争の世界で、ルール違反じゃないから、法に触れていないから、何をしてもいい、ではなく、
心の世界で、なにがいいことで、なにが悪いことなのか、徳を積む行為かどうか、を判断基準に成り立っている社会。そんな社会にしていきたいですね。

そのためにも、まず私たち親の判断基準を「徳」を基準にしていきましょう!

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