新OS「Mountain Lion」が発売後48時間でMac OSで3.2%のシェアを獲得――調査会社調べ
Computerworld 7月28日(土)15時20分配信
米国Appleが7月25日に発売した新OS OS X Moutain Lionが好調なスタートを切ったようだ。オンライン広告企業の調査によると、新OSはすでにすべてのMacの3%以上で稼働しているという。
米国でオンライン広告の展開や調査を行うChitikaが7月27日に行ったOSやブラウザーの使用状況の調査によると、OS X Mountain Lionは、リリースから2日間で、すべてのAppleのOSの中で3.2%のシェアを獲得したという。
OSで首位になったのがOS X 10.6のSnow Leopardで45.5%となった。OS X 10.7 Lionは、35%のシェアとなっている。またMountain Lionが好調の要因としてMountain Lionが低価格であること、を挙げている。
ChitikaではこのMountain Lionのスタートについて「きわめて印象的」とし「2011年にリリースされたLionよりもいい結果になることだろう」と予想する。
ただ他のWeb調査会社はCitikaの結果を裏付けてはいない。アイルランドの分析企業StatCounterはOS Xのバージョンごとの結果を公開をしていない。また米国の調査会社のNet Applicationsも毎日のバージョンごとのシェアの推移を公開していない。
またNet Applicationsが公開したOS Xのバージョンごとのシェア結果もChitikaとは異なっている。Net Applicationsの6月の調査では、Lionは米国でシェア46%を獲得しており、Chitikaの結果よりもはるかに高いシェアだとしている。またSnow Leopardのシェアは38%だとしている。
しかしながら、Moutain Lionは、リリースからAppleの正式な発表はないものの、Mac App Storeの有料アプリケーションでは1位を維持し続けており、多くのダウンロードを獲得しているのは間違いなさそうだ。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)