NTTソフト、業務用スマートフォン向け情報漏えい対策の低価格パック
BCN 8月31日(金)20時15分配信
NTTソフトウェア(山田伸一社長)は、業務用スマートフォンの情報漏えい対策の導入を検討している企業が低価格で始められる「ProgOffice スマートフォンセキュリティ Lite」(ライトパック)を9月3日に発売する。
「電話の発着信履歴」「電話帳データ」「メール」をスマートフォン内に残さない企業向けの情報漏えい対策ソリューション。スマートフォンアプリと、企業内に設置する管理サーバーマシンで構成する。「ライトパック」は、現在販売しているスマートフォンアプリの機能(電話帳・メール送受信)はそのままに、低価格なミニサーバーで提供する。
価格は、1年目が50万円(100ユーザー)、2年目以降は年間利用料25万円。ラインアップとして、ラックマウント式の管理サーバーマシンを用いた大規模向けの「ProgOffice スマートフォンセキュリティ」(スタンダードパック)も、これまで通り提供する。
グーグル、「Google TV Ads」サービスを終了へ
CNET Japan 8月31日(金)10時42分配信
Googleが「Google TV Ads」から手を引くことになった。同サービスは、テレビ上での広告販売方法を変革する試みとしてGoogleが5年にわたって取り組んできたものだ。
Googleによると、今回の動きは、さまざまなモバイル機器を通じたコンテンツ視聴の人気が高まっていることに促されたものだという。
YouTubeのプロダクト担当バイスプレジデントであるShishir Mehrotra氏は、同社のブログ投稿で「われわれは、今後数カ月間でTV Ads製品を廃止し、同チームをGoogleの他の分野に異動させるという難しい決断を行った」と述べた。「われわれは今後、当社の顧客向けに動画ソリューション(『YouTube』や『AdWords for Video』、ウェブ動画パブリッシャー向け広告サービスツールなど)に対する取り組みを倍増する予定だ。われわれはまた、『Google TV』のような製品を通じて、ユーザーがTV画面上からウェブコンテンツにアクセスできるよう支援するための機会があるとみている」(Mehrotra氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
火星で生命の痕跡探る調査へ…無人探査車が始動
読売新聞 8月30日(木)22時10分配信
米航空宇宙局(NASA)は29日、火星に着陸した無人探査車「キュリオシティ」が、最初の調査地に向けて移動を始めたと発表した。
試験走行で足慣らししたキュリオシティは、生命の痕跡を探る調査に向けて第一歩を踏み出した。
目的地は3種類の異なる地層が集まっている場所で、着地点から約400メートル離れている。掘削などの調査が予定されている。
キュリオシティは28日、この目的地に向かって16メートル進んだ。搭載しているカメラは、走行で火星の砂が付いた車輪をとらえた。
キュリオシティは、進んだり止まったりを繰り返す。目的地に着くのは数週間後になる見通しという。
心筋梗塞の細胞、遺伝子導入で正常細胞に復元
読売新聞 8月29日(水)10時29分配信
心筋梗塞を起こした細胞に3種類の遺伝子を導入して、正常な細胞に復元することに、慶応大チームがマウスの実験で成功した。
心筋梗塞の新たな治療法につながる成果で、米医学誌「サーキュレーション・リサーチ」電子版に29日掲載される。
心筋梗塞になると心臓では、拍動する心筋細胞が失われ、拍動しない繊維芽細胞に置き換わる。研究チームの家田真樹特任講師らは、細胞に遺伝子を導入して別の細胞に変える「ダイレクト・リプログラミング」技術を使い、心筋誘導遺伝子と呼ばれる3種類の遺伝子を、心筋梗塞のマウスに導入。病巣部にある繊維芽細胞を、心筋細胞に変えることに成功した。
生体内で行うこの方法は、もともと心臓にある細胞を心筋細胞にするため、移植の手間が省けるなど利点がある。一方で、心筋細胞への変換効率は1%未満にとどまっており、家田さんらは、さらに効率を高める研究を行う。
AV機器は軒並み縮小、GfKの2012年上半期販売動向調査
ITmedia LifeStyle 8月28日(火)23時13分配信
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(以下、GfK)は、2012年上半期における家電およびIT市場の販売動向を発表した。全国の有力家電・IT取扱店からPOSデータなどを収集し、統計的手法に基づき全国市場規模相当に拡大推計したもの。
同調査結果によると、まず国内の家電流通では商品構成比が大きく変化しているという。家電販売金額全体に占めるAV商品の構成比は、2011年上半期で30~40%程度だったのに対し、アナログ停波から1年が経過した2012年第1四半期(1~3月期)では20%前後となり、6月には約15%まで縮小した。家電量販店では売場の再編が行われ、テレビに替わってスマートフォンやタブレット端末、太陽光発電システムなどが前面に出ているという。
薄型テレビはエコポイント制度やアナログ停波の影響で、前年上半期に過去最高の販売台数を記録したが、今年はその反動で伸び悩み、前年比59%減の480万台となった。画面サイズに関しては、37インチ以上の数量構成比が前年の22%から28%へと増加。大画面モデルへのニーズ拡大が期待されるという。
薄型テレビと同様にDVD/Blu-ray Disc分野もアナログ停波の反動を受けており、プレーヤーとレコーダーを合わせた数量ベースで前年比31%減の348万台となっている。このうち、市場の過半を占めるBDレコーダーは同37%減の194万台。BDレコーダーのHDD容量については大容量化が進み、1Tバイトクラスの数量構成比が前年比10%ポイント増の20%に達した。
パソコンに関しては、市場全体で数量前年比3%増の802万台。リテール市場は前年並みで、リセラー市場は堅調な増加傾向を見せているという。また、近年注目を集めるタブレット端末は、市場全体で数量前年比2.5倍超の120万台まで規模を拡大した。
そのほか、デジタルカメラは数量前年比4%減の452万台ながら、ミラーレス一眼が大きく伸長。携帯電話はスマートフォンが伸長するも、市場は横ばい傾向となっている。