しゃべるねえ。

制作の仕事をしている友人が、芝居に招待してくれました。
新国立劇場で上演中の「コペンハーゲン」というストレートプレイ。
（鵜山仁さん演出・村井国夫さん主演）

昨日、突然ひいてしまった風邪がまだ残っているけれど、招待してもらったのにキャンセルなんてできないから、がんばって行く。

お友達も連れて来ていいよ～、とのことだったので早速、後輩で俳優の柳沼くんに声をかける。
彼は、他のみんなとちがって、なんだかいつも暇そうなので誘いやすい。
やはりすぐに返事がきて「いきます。」って。
さすがフリーダム俳優。

柳沼くんと私は、とても仲良し。
仲良しすぎて、よく「付き合ってるの？」と聞かれるけど、ちがうんだなあ。
妙にウマが合って、しゃべりだすと半日ぐらいずーーーっとお話していられる不思議な青年であります。

柳沼くんのほうからも、よく舞台に誘われたりします。
舞台以外にも不思議なお誘いが多くて、
「りょうさん、相撲のマス席のチケットが手に入ったんスけど、行きませんか」
（なんでそんなもの手に入るんだ？ヤクザか？）とか、

「美容院の半額チケットあるんスけど、一緒にツイストパーマかけにいきませんか」
（半額は嬉しいけど、なんでパーマお揃いやねん？）とか。

私もまあまあ暇な人間だと思われてるってことか。。。

さて、
『コペンハーゲン』は、俳優３人のみで、出ずっぱりで３時間しゃべり倒すという、おそるべき会話劇でした。あんな莫大なセリフ量、考えただけでぞっとしますな。覚えるだけで１ヶ月ぐらいかかりそう。一晩寝てしまったらかなり忘れそう。

内容は「1941年、ナチスの原爆開発計画に関わった人間が、、、」みたいなことで、専門用語や政治的背景もめちゃくちゃ難しく、見るほうもやるほうも脳が大変な３時間でした。

芝居が終われば、今度は柳沼くんと私の会話が３時間（笑）
さすがに病み中のため、ビールは我慢してマンゴージュースをがぶがぶ飲んでましたけどね。