昨日は少女の頃の夏休みの宿題のおはなしでしたが、
今日は大人になってからの宿題のおはなし。
上京して芝居の学校に入った一年生の夏に
課せられた宿題がありました。
『チェーホフの100の質問』
です。
よりリアルに役を追及するために作られた質問で、
その100個の質問に役として答えるというもの。
「どこで生まれたか」
「家はどこにあったか」
「父はどんな人だったか」
「母はどんな人だったか」
「あなたの優越感はどこからくるか」
などなど。
これがなかなか深い。
「母はどんな人だったか」
という質問に、自分の母のことなら何ページでも書けるけど、
役として書けと言われると、みんな突然
「やさしくて明るい人でした。」
とかになっちゃう。
役のことも、自分と同じくらいリアルにバックボーンを作りましょう、
というわけですね。
この時、宿題で出されたのは、
チェーホフの戯曲『三人姉妹』のメインキャストの中でどれか一人を選び、
その役として100の質問に答えたレポートを提出すること。
私は長女のオーリガを選びました。
戯曲を何度も読み返して
オーリガの考え方や習慣をつかまえて
ふくらませようとするも…
やはり資料を調べるということが不可欠になるわけです。
当時のモスクワ近辺の気候、風土、地図、
仕事、貨幣価値、衣食住などなどなどなど(◎-◎;)
今ならみーんなネットで検索して完了!
なのでしょうが、
私が19才の頃はそんなものありません。
なので、図書館!
図書館行くしかない!
夏の間中、図書館に通って資料を読みあさりました。
だんだん調べるうちに面白くなってきて、
もっとディープに調べたくなり、
国会図書館に通ったりしました。
同じ宿題を抱えている同期と図書館で会っちゃったりして( ̄▽ ̄;)
あれはあれで、ネットで検索して終わるよりも
よっぽど楽しかったし、ためになったと思います。
今も配役されたら、役としてその質問をさらっと考えてみるようにしています。
どんな端役にだって人生はあるし、
台本に書かれていなくたって想像することができる!
しかし、あの19の夏
めいっぱい調べて、
一つの質問にレポート用紙一枚使うぐらい頑張って書いたのに、
採点は確か
66点
でした( TДT)。
なぜだー!!!
皆さまも一度、やってみてください♪
自分として答えるだけでも、結構感慨深いものがありますよ。
今日は大人になってからの宿題のおはなし。
上京して芝居の学校に入った一年生の夏に
課せられた宿題がありました。
『チェーホフの100の質問』
です。
よりリアルに役を追及するために作られた質問で、
その100個の質問に役として答えるというもの。
「どこで生まれたか」
「家はどこにあったか」
「父はどんな人だったか」
「母はどんな人だったか」
「あなたの優越感はどこからくるか」
などなど。
これがなかなか深い。
「母はどんな人だったか」
という質問に、自分の母のことなら何ページでも書けるけど、
役として書けと言われると、みんな突然
「やさしくて明るい人でした。」
とかになっちゃう。
役のことも、自分と同じくらいリアルにバックボーンを作りましょう、
というわけですね。
この時、宿題で出されたのは、
チェーホフの戯曲『三人姉妹』のメインキャストの中でどれか一人を選び、
その役として100の質問に答えたレポートを提出すること。
私は長女のオーリガを選びました。
戯曲を何度も読み返して
オーリガの考え方や習慣をつかまえて
ふくらませようとするも…
やはり資料を調べるということが不可欠になるわけです。
当時のモスクワ近辺の気候、風土、地図、
仕事、貨幣価値、衣食住などなどなどなど(◎-◎;)
今ならみーんなネットで検索して完了!
なのでしょうが、
私が19才の頃はそんなものありません。
なので、図書館!
図書館行くしかない!
夏の間中、図書館に通って資料を読みあさりました。
だんだん調べるうちに面白くなってきて、
もっとディープに調べたくなり、
国会図書館に通ったりしました。
同じ宿題を抱えている同期と図書館で会っちゃったりして( ̄▽ ̄;)
あれはあれで、ネットで検索して終わるよりも
よっぽど楽しかったし、ためになったと思います。
今も配役されたら、役としてその質問をさらっと考えてみるようにしています。
どんな端役にだって人生はあるし、
台本に書かれていなくたって想像することができる!
しかし、あの19の夏
めいっぱい調べて、
一つの質問にレポート用紙一枚使うぐらい頑張って書いたのに、
採点は確か
66点
でした( TДT)。
なぜだー!!!
皆さまも一度、やってみてください♪
自分として答えるだけでも、結構感慨深いものがありますよ。