羚英的随想日記

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■日本民家園 夏の終わりに 3■

2005-09-01 20:21:49 | 川崎あれこれ
関東の村ゾーン⑭太田家(17世紀後期)の内部です。

茨城県笠間市にあった民家で⑪作田家とはまた違った分棟型です。

屋根と屋根との間には、大きな丸太を半分に割って中をくり抜いて作った雨どいが設けられています。

空が見えますね…。


⑭太田家の茅葺の屋根の軒下。

屋根を葺き替えて何年も経っていないので、まだ内側は新しい茅の色をしています。

今年の2月には他の茅葺屋根の吹き替えが行われました。富山から職人を迎えて約一ヶ月間かけて行われ、使用された茅の量は2トントラックで約12台分、神奈川の秦野から運ばれてきたそうです。
1千万円以上の費用がかかるといいます。

この茅葺吹き替えの作業の見学会も行われました。


馬頭観音です。

園内にはあちらこちらに、このような観音像やお地蔵様がいます。

石橋なども当時のものを移築しています。


ゴンズイの実がなっていました。

ゴンズイは良質な薪材で護摩木に用いられ、特に午王宝印づくりの段(だん)木(もく)として使用されたところから、「牛頭の木(コズのき)」と呼ばれた、と調べてみたらありました。

お護摩を焚く時の材料なんですね。





奥の門から民家園を出ます。

階段を下りたところで、メタセコイアの木々が迎えてくれます。
下にいるのは息子たち、いかに樹高が高いかお分かりいただけますか?
木の天辺はまだまだ高く、画像からはみ出ています(汗)

化石の木と言われるメタセコイア

メタ(後の)セコイアという名がついています。
セコイアは冬でも葉が青いままですが、メタセコイアは紅葉します。


夏休み最後・夏の名残の1日、緑の香り溢れる生田緑地・川崎市立日本民家園を訪れました。

次回は紅葉の頃に訪れてみようかなと思います。
 


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