本当なら映画館で観るつもりだったがスパイダーマンに負けた結果となった。
ダニエル クレイグ主演の007はこれで最後となる作品だが、007シリーズとしてクレイグになってから明らかに作風が変わった。
と言うても、あさーい知識で書くのであくまで主観だが、007と言えばフィジカルのアクションよりもQ制作の秘密兵器の方が作品のクライマックスで大活躍と言う気がするのだが、クレイグ主演からはフィジカル主体の多くのハリウッド作品と同じ傾向にあるように思う。
ジェームズボンド像もニヒルな優男から陰のあるマッチョな肉体派と変わっている。
そのダニエルクレイグ最後の007はどうであったか?
※ここからネタバレ
なぜジェームズボンドを最後に死なせてしまったのか?
なぜジェームズボンドに家族を持たせたのか?
今までのシリーズにおいてもジェームズボンド自身の生い立ちや過去に語られることは少なかったと思う。
それは007がどこかおとぎ話的で、ジェームズボンドというキャラ自身が、主演俳優の変更もあって、細かな設定を作中に出してこなかった。
それに対してクレイグシリーズではかなり過去を明らかにしている。その過去に苦しむジェームズボンドも描かれている。
その忘れたい過去失った過去との対称として、ジェームズボンドは幸せとは言い難いも家族を得る事となるが、それはほんのつかの間の出来事にしかならなかった。
クレイグ主演の差後にしては、いや最後だからこそのアンハッピーエンドはどうなのかなとは思う。
スパイはスパイに応じた裏の世界にひっそりと消えていくという手もあったとは思う。
ストーリーとしては面白いけども、007としてはどうだろうか?と言う感じだ。
ジェームズが007を引退している間に、次の007が黒人女性が引き継いでいるというのはいかにも今の時代らしい配慮ではあるが、その007ナンバーを作中でジェームズボンドに返すというシーンはいかにも浪花節のようで、これまた全体のイメージとは合わない気がする。
果たして、次の007は誰が演じるのだろうか?
ダニエルクレイグに決定した時は批判が多かったようだが、確かに見た目のイメージは今までとは大きく変わった。
が、新たなジェームズボンド像としては成功したと思うし、興行的にも成功だろう。
これはこれで次のジェームズボンドが難しくなるとは思うが。
個人的には一番007のイメージに近いのはピアーズブロスナンだ。
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